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2010年4月16日

CiRA新主任研究者 クヌート・ウォルツェン助教が着任

4月16日付けで、クヌート・ウォルツェン前オンタリオヒトiPS細胞研究所マネージャー(33歳)が、iPS細胞研究所の特定拠点助教に主任研究者として就任しました。ウォルツェン助教の着任により、CiRAの主任研究者は18名となりました。


ウォルツェン助教は、アルバータ大学(カナダ)で分子遺伝学を専攻し、その後九州大学医学部で修士課程、カルガリー大学(カナダ)医学部生物化学・分子生物学科にて博士課程を修了し、2006年に博士号を取得しています。その後、サミュエル・ルネンフェルド研究所(カナダ・トロント)の研究員として勤務し、2009年には、同研究所のアンドラス・ナギ―博士と共に、動く遺伝子と呼ばれるトランスポゾンを用いて4遺伝子を皮膚細胞に導入しiPS細胞の樹立に成功したことを報告しました。同年、オンタリオヒトiPS細胞研究所の研究所マネージャーに着任しました。


ウォルツェン助教は、遺伝子工学技術をマウスやヒトのiPS細胞作製に利用して研究を進めています。また、マウス細胞を用いてiPS細胞が誘導される際に起こる分子メカニズムの解析に取り組んでいます。CiRAでは、トランスポゾンを用いた遺伝子組み換え技術を応用して生体外での疾患モデルを作製するとともに、細胞の初期化が起こる際の細胞の変化にも注目して研究を進めます。

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