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2012年4月19日

山中伸弥所長がミレニアム技術賞の受賞者に選出されました

フィンランド技術アカデミー財団は、19日、山中伸弥所長とLinuxオープンソース・ソフトウエアの開発者リーナス・トーバルズ氏が、2012年ミレニアム技術賞の受賞者に選出したと発表しました。授賞式は、613日にヘルシンキで開催され、今回の受賞者2名から大賞受賞者が決定されます。

山中所長の選出理由は、受精卵を用いずに体細胞を初期化する方法を用いてiPS細胞を開発したことによるものです。この技術は、創薬や細胞移植治療に関する研究を大きく推進し、難病の治療法開発にも期待されています。

ミレニアム技術賞は、フィンランドの産業界と政府が共同出資し、人々の生活の質を改善し、持続可能な発展をめざす研究開発やイノベーションの推奨を目的とし、創設されました。隔年毎に、技術革新に貢献した受賞者を選出します。世界最大の技術革新に関する賞の一つで、2004年から授与され、2006年には、中村修二博士が受賞しています。

<山中伸弥所長のコメント>

「このような名誉ある賞の受賞者に選出され、大変光栄に思います。iPS細胞の開発は、多くの学生やテクニカルスタッフの不断の努力により成功することができました。今までご協力、ご支援いただいた方々に心から感謝申し上げます。私たちの使命は、世界の多くの研究者と協力し、iPS細胞技術を一日も早く医療応用につなげることです。この受賞を励みに、研究活動に邁進したいと思います。」

フィンランド技術アカデミー財団: http://www.technologyacademy.fi/

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