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2013年4月1日

CiRAの組織変更・人事について

4月1日付けで、以下のような組織変更および人事を行いました。

<組織変更>
研究部門として、上廣倫理財団よりご寄附をいただき、「上廣倫理研究部門」を設置しました。iPS細胞に関連する倫理的、社会的、法的課題の解決に向けた研究を行います。

研究支援部門に、研究支援室を設置し、所内の研究者に対する研究推進のための支援を行います。また、基盤技術研究部門のiPS細胞再生医療推進室と研究支援部門の知財契約管理室を改組し、研究支援部門に、医療応用推進室(再生医療、創薬、契約に関する支援業務)と知財管理室(特許権の取得・維持)を設置しました。


<人事>
森澤眞輔前CiRA所長補佐(特定拠点教授)が、研究支援部門担当の副所長に就任しました。

阿曽沼慎司前厚生労働省事務次官が、顧問(特定研究員)に就任しました。iPS細胞およびその医療応用に関して国内外の状況の収集や分析、今後の政策課題や推進策について研究し、企画・提言する業務を行います。

八代嘉美前慶應義塾大学医学部総合医科学研究センター特任准教授が、上廣倫理研究部門の特定准教授に就任しました。

金子新准教授が、FiT(Facility for iPS Cell Therapy)の管理を担当するCiRAの細胞調製施設長に任命されました。


森澤副所長のコメント

「私たちのiPS細胞研究所は、創設から3年を経て、新しい活動のステージにさしかかろうとしてします。臨床応用が可能なiPS細胞ストックの作製開始、研究成果の臨床応用や創薬への取組み等、iPS細胞を用いる医療応用を世界に先駆けて実現するための中核拠点、臨床応用の研究拠点としての活動に、大きな期待や注目が寄せられています。CiRAが掲げる4つの目標を確実に達成し、これらの期待に応えることができるように、これまでにも増して、誠実に、着実に努める必要があります。所内の全てのメンバーと力を合わせて、共に考え、工夫をこらして課題に取り組む必要があります。副所長として、一層気を引き締め、勤めさせていただきます。ご支援、ご協力をお願い申し上げます。」


阿曽沼顧問のコメント

「iPS細胞の医療応用としては、創薬への活用にこれまで以上に力を注ぐ必要があると考えています。 それには、研究者と企業が協力するオールジャパン体制を発展させることが不可欠であり、iPS細胞を用いた病態解明・薬剤候補物質の探索から新薬の開発・市販に結びつけるための力になりたいと考えています。再生医療に関しては、iPS細胞が抱える、安全性や倫理などの様々な壁を乗り越え、実用化に向けた社会的合意を形成する必要があり、CiRAが核となり、再生医療推進体制を構築することに貢献したいと考えています。 」


八代准教授のコメント

「 iPS細胞は、これまでの医療のあり方を一変させる可能性のみならず、長年にわたって培われてきた『生命とは何か』という問題の捉え方も一変させる、パラダイムシフトを生み出すものと考えています。実際の再生医療・幹細胞生物学研究に携わった経験と、それに関する情報発信の実践、そしてSFなどに描かれてきた生命科学の受容の研究という多方面の経験を活かし、社会との協調を探りながらiPS細胞後の新しい価値観の創出に努力したいと考えています。」

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