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2010年6月17日

第8回 ISSCR(国際幹細胞学会)レポート2

P1000774.JPG 2010年6月16‐19日の4日間のスケジュールで、米国サンフランシスコのMoscone WestにてISSCR(国際幹細胞学会)が開催されています。ISSCRは、正式名称をInternational Society for Stem Cell Research と言い、幹細胞研究の中心的な国際学会のひとつです。CiRAからは多数の研究者らが、最新の研究成果を発表するために参加しています。
 米国西部時間6月16日の13時にスタートした最初のセッションでは、今大会を共催しているCIRM(California Institute for Regenerative Medicine:カリフォルニア再生医療機構)の理事長のAlan Trounson博士がウェルカムスピーチをしました。その後、ISSCR学会長のIrving L. Weissman教授によって最近の研究トピックスやISSCRの取り組みが紹介され、研究者による講演が開始されました。
 山中伸弥iPS細胞研究所長は、この研究講演のトップバッターとして、最新の研究報告を行いました。講演では、安全なiPS細胞の作製に重要となる腫瘍形成の抑制に関する研究が紹介されました。さらにiPS細胞バンクの設立構想にも言及し、会場からは国際的に協力して進めることに関する意見も聞かれました。

 今大会には、世界中から3000名以上の学術機関、企業等の研究者などが参加すると見込まれています。この4日間には、iPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞だけでなく、胚の初期発生や体性幹細胞、幹細胞の培養条件、細胞移植など、幹細胞研究に不可欠なトピックスが活発に議論されます。

 

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