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2011年7月25日

CiRAシンポジウム2011 「iPS細胞 科学者たちの挑戦」を開催しました

一般の方々を対象にiPS細胞研究所(CiRA)主催のシンポジウムを7月23日(土)に神戸市で開催しました。会場の兵庫県民会館けんみんホール(神戸市中央区)は、約330名の参加者で満員になり、参加者の方々は山中伸弥所長、江藤浩之教授、高橋政代チームリーダー(理化学研究所)の講演に熱心に耳を傾けていました。


第1部では、山中所長が「iPS細胞の原点から未来像へ」というタイトルで、iPS細胞の作り方や基本情報、そしてCiRAが取り組む研究について説明しました。江藤浩之教授は「なぜ、多能性幹細胞から血液をつくるのか?‐iPS細胞を用いた血液疾患治療戦略‐」というタイトルで、iPS細胞から血液の中の特に血小板や赤血球を誘導する研究の現状や期待でされる応用方法について報告しました。続いて理化学研究所の高橋政代チームリーダーは、「iPS細胞が可能にした網膜再生」というタイトルで、網膜疾患の治療を目指した研究の現状を紹介しました。


第2部では、フリーアナウンサーの関根友実さんの司会進行のもと、参加登録者から事前に寄せられた質問や会場からの質問に対し、3人の講演者が回答しました。質問では、iPS細胞から誘導した細胞のがん化に対する疑問といった科学的な内容だけでなく、東日本大震災による日本の研究者への影響や現在は治療法のない難病やケガの研究進捗の現状や治療への期待など、幅広い内容がありました。


当日、会場にお越しいただいた皆様には深く感謝申し上げます。また、お申し込みいただきながら、定員に達したためにご参加いただけなかった方々には深くお詫び申し上げます。


講演の模様や質疑応答の内容に関しましては、後日、このホームページ内の動画ページに掲載します。また、このような一般の方対象のシンポジウムは、今後も開催していく予定です。


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第2部 Q&Aセッションの様子 左から 司会の関根友実さん、山中所長、江藤教授、高橋チームリーダー

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