ニュース・イベント
News & Events

ニュース・イベント
News & Events

Home › ニュース・イベント › ニュース › 2012年 › イベント・セミナー › 第10回 国際幹細胞学会(ISSCR)レポート1

ニュース 
News

2012年6月13日

第10回 国際幹細胞学会(ISSCR)レポート1

世界中の幹細胞研究者が集まる国際幹細胞学会(ISSCR)の年次大会が、横浜市のパシフィコ横浜で始まりました。10回目となる年次大会は、今回初めてアジアで開催されます。6月13日から16日の間にレクチャーやポスター発表が行われ、最新の研究成果について活発に情報交換されます。CiRAは研究所の活動を紹介し、国際的な認知度を上げるためにブース出展を行なっています。今年も3000人以上の研究者、学生、業界関係者が出席しており、会場は世界各国から訪れた人で賑わっています。CiRAからも山中伸弥所長をはじめ、多くの研究者が参加します。

CiRAブースでは、山中伸弥所長が中心研究者として採択されているFIRSTプログラムの紹介と、CiRAの研究施設の紹介を行なっています。また、昨年度の研究成果を報告するアニュアルレポートの他に、大学院進学情報やiPS細胞に関する実技トレーニングの案内を行なっています。プロジェクターではCiRAの紹介映像などを放映しています。また、ブースの一角に、iCeMS/CiRAクラスルームの一環として開発している、研究者らが学校の教材として使うことを目指した、iPS細胞も登場するすごろくゲームの展示も行なっています。

13日の午後からは、5000人収容する国立大ホールでプレジデンシャル・シンポジウムが開催され、幹細胞研究の大御所といえる研究者、ルドルフ・イェーニッシュ博士、オースティン・スミス博士、ジョン・ガードン博士に続き、CiRAの高橋和利講師(初期化機構研究部門)が講演を行い、「多能性リプログラムのバグとは何か?」というタイトルで、50以上のiPS細胞株やES細胞の比較に関する研究を発表しました。

IMG_6780.JPG
横浜で開催中のISSCRに出展しているCiRAブース


IMG_6754.JPG
講演前に記者会見に臨む高橋和利講師

go top