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2014年12月12日

2013年度にご寄附くださった方を対象とした「寄附者感謝の集い」を開催

今年度は、2013年度にiPS細胞研究基金にご寄附くださった方々を対象に、京都と東京で「寄附者感謝の集い」を開催しました。

京都では9月5日(金)に開催され、約80名の方々にお集まりいただきました。昨年と同様、申し込み多数のために抽選となってしまいましたことを、この場を借りてお詫び申し上げます。

0334.JPG当日は、山中伸弥所長が2020年までの4つの目標の進捗状況について報告しました。次に、増殖分化機構研究部門の金子新准教授が「iPS細胞を用いたがん治療の展望」と題して、免疫細胞の作製によってより効果的にがんと戦うための研究について発表しました。

休憩の後は、エントランスホールで、約30名の研究者・研究支援者と懇談いただきました。エントランスホールは血液・循環器、神経、筋肉・骨、消化器・泌尿器といった形でエリアに分けられ、研究者は各自の研究内容に沿ってそれぞれのエリアに分かれて寄附者の方々からの質問に答えていました。実際のiPS細胞をご覧いただける顕微鏡のそばでは、サイエンスコミュニケーターが分かりやすくiPS細胞について解説しました。

京都会場の様子

東京では、東京海上日動火災保険株式会社のご厚意により、11月26日(水)に同社の会議室で開催させていただきました。約200名の方々が、皇居のほど近くの会場へお集まりくださいました。山中所長からの講演の後、戸口田淳也副所長が「iPS細胞を活用した難病の原因解明」と題して研究の進捗状況を発表しました。

質疑応答では具体的な疾患についての切実な質問も出ており、参加者のアンケートでは「患者さんやそのご家族の方が多く会場におられ、ショックを受けました。(CiRAの)皆様方、がんばって下さい!」といった声も見られました。「基金のPRをもっとするべき」といった様々なご提案をいただきましたので、実現可能なものから順に取り組んでいきたいと思います。

開会のあいさつをする山中伸弥所長

東京会場の様子

この場を借りて、お忙しいところお越しくださった寄附者の方々に御礼申し上げます。

iPS細胞研究の進展については、来年1月に開講する無料のインターネット講義「よくわかる!iPS細胞」でも解説しますので、ぜひご登録ください。

なお、iPS細胞研究基金からの支出は今年度に入って大幅に増加しております。来年は第2研究棟が完成し、臨床段階へと進んでいく研究が出てくるため、より安定的な資金確保が課題です。

寄附者の方で、ご自身の経営されているお店や病院などにiPS細胞研究基金パンフレットを設置してくださるという方、ご自身が所属されている団体の会合でのパンフレット配布や会報誌への同封にご協力くださるという方がおられましたら、お気軽に基金事務局(ips-kikin@cira.kyoto-u.ac.jp)までお問い合わせください。

これからも、iPS細胞技術の1日も早い医療応用に向けて、努力して参ります。今後ともご支援のほどを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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