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2015年4月30日

出張CiRAカフェ「iPS夜話」第1回を開催しました

4月24日(金)の夕方、出張CiRAカフェ「iPS夜話」第1回「細胞のエラーを見つけよう!」をグランフロント大阪内のThe Lab. Café Lab.にて開催しました。当日は仕事帰りのビジネスマンや高校生など、46名が参加して下さいました。

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会場の様子

この出張CiRAカフェは、これまで研究所が遠くて参加出来なかった方々にも楽しんで頂けるように、初めて大阪で開催しました。また、開催場所をオフィス街の中であるグランフロント大阪にすることで、仕事帰りのビジネスマンの方々にも参加していただきやすいように工夫しました。本年度は3回シリーズで開催する予定で、今回はその第一回目でした。

まず冒頭の15分程度、国際広報室のサイエンスコミュニケーターからiPS細胞およびCiRAについて簡単に紹介しました。その後、渡辺亮助教が「細胞のエラーを見つけよう!」というタイトルで話題を提供しました。

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サイエンスコミュニケーター(野口悦)による紹介

iPS細胞は半永久的に増やすことができ、またどんな細胞にでも変身することができる細胞です。大きな可能性を秘めており、再生医療などで広く使われようとしています。しかし、細胞分裂を繰り返すうちに遺伝子に変異が入り、がん化してしまうこともあります。ゲノム配列解析によって変異の少ないiPS細胞を選ぶことで、がん化のリスクを減らすことができます。

「私達の生命の設計図であるゲノムに書き込まれた情報を利用して病気と向き合う」ことができると渡辺先生は締めくくりました。

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お話をする渡辺先生

会場には簡易顕微鏡でiPS細胞を観察できるコーナーを設け、参加者の皆さんが1人ずつ順番に顕微鏡を覗きこみ、iPS細胞の実物を体験していただきました。

参加者からは「iPSだけではなく、歴史やがんの情報も勉強できたのでとてもおもしろかったです」「大学での勉強におけるモチベーションにつながりました」といった感想がありました。

次回の出張CiRAカフェ「iPS夜話」は8月26日に開催予定です。
直前になりましたら募集を開始しますので、ご興味のある方は是非ご応募下さい。
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