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主任研究者
Principal Investigators

未来生命科学開拓部門 髙島 康弘 准教授

髙島 康弘 写真
髙島 康弘 M.D., Ph.D.
研究概要

私たち個体の生命は幹細胞から細胞が供給されることによって、新陳代謝し、維持されます。私たちは幹細胞が及ぼす個体への影響に注目して研究をすすめています。 本来、老化やストレスに抵抗性を持つ幹細胞も次第に老化し、そして個体自身も老化していきます。身体機能が低下し、創傷治癒が遅れ、感染に対する免疫応答も落ちていきます。 加齢に伴う発癌との関連も示唆されます。幹細胞をコントロールすることで、老化や疾患の予防をはじめとした新たな先制医療を展開することを目標とします。

一方、受精卵に最も近い幹細胞のなかで、解析が進んだ幹細胞として、ES/iPS細胞があります。ヒトES/iPS細胞は、マウスES/iPS細胞に比べ、少し分化した細胞であると考えられています。ヒトにおいて、より受精卵に近い萌芽の幹細胞であるナイーブ型iPS細胞を樹立することに私たちは成功しました。このリセットされたヒトナイーブ型iPS細胞を利用して幹細胞の理解に挑戦すると同時に、ヒト胚を用いることなく、生命の始まりを試験管内で構築し、ヒトの生命がどのように始まっていくのかも明らかにしたいと考えます。

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