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主任研究者
Principal Investigator

上廣倫理研究部門 八代 嘉美 准教授

八代 嘉美 Ph.D

上廣倫理研究部門ホームページ

■ 連絡先
yashiro-g*cira.kyoto-u.ac.jp
お手数ですがメール送信の際*を@に変えてください。

研究概要

これまで、ヒトiPS細胞は、一般的には「ES細胞が持つ倫理的な問題」を克服するもの、として紹介されてきました。iPS細胞とおなじく、わたしたちの体を構成するあらゆる細胞へと変わる能力を持っていたES細胞は、胚(個体発生のごく初期の段階)を用いてつくられていたために「命の始まりと考えられるものを利用することには問題がある」とされ、研究に厳しい制約が課せられてきました。ヒトiPS細胞の場合は、すでに存在し、生活している人間の細胞から作ることができるため、ES細胞が持つ問題点は存在しない、というわけです。
しかし、iPS細胞を用いた再生医療が現実味を帯びる中で、さまざまな問題がみえてきています。安全性・有効性を確立するために行われる臨床研究に参加する患者が、「研究者等から事前に臨床研究に関する十分な説明を受け、その臨床研究の意義、目的、方法等を理解し、自由意思に基づいて」同意をしているか、という被験者保護にはじまる先端医療に共通する問題だけでなく、iPS細胞から生殖細胞を作り出すことや、立体的な臓器を構築する研究を行うために、動物細胞とヒト細胞を混合した胚(キメラ胚)をつくることの是非など、いわば「生命のすがた」を問いかけるような問題も見え隠れしています。こうした問題に対して、さまざまな哲学的な議論に加え、最新の幹細胞生物学の知見やSF・マンガなどのポピュラーカルチャーに現れる生命科学のすがたなど多角的に検討し、メディアを通じた情報発信など、社会と協調しながら「生命のありかた」を考えていきます。

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