Naka lab

CiRA, Kyoto Univ.

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iPS細胞の臨床応用

HLA研究所ホームページ

iPS細胞を用いて様々な研究が行われている。
大きく分ければ、

初期化と分化誘導などの解明を行う基礎研究

再生医療や創薬といった応用研究

の二つである。どちらが重要なのか?という考えではなくどちらも無いとダメである。基礎研究の結果ら素晴らしい応用研究が生まれることもある。逆に、応用研究で課題が見つかればそれを基礎研究の側から解決できる。

CiRAの使命は「iPS細胞の応用」である。いかに早く、安全なiPS細胞技術を患者さんに届けられるか、多くの人が様々な角度から検証を進めている。

当グループはiPS細胞の樹立メカニズム(初期化メカニズム)をMycの機能を解析することから明らかにしようとしている。一方で「iPS細胞の応用」研究にも取り組んでいる。

「iPS細胞の応用」研究、、、多くの課題がである。

例えば、
・iPS細胞の樹立方法
・iPS細胞の培養方法
・iPS細胞の評価方法
・応用に関する法制的課題
などが挙げられる。

当グループではこの中の「iPS細胞の培養方法」に関して応用に向けた研究を進めている。ヒトiPS細胞の臨床応用を目指すためにどのような培養方法が最適なのか検討を進めている。CiRAには細胞調整施設:FiT(フィット)が設置されており、このFiTで運用可能なiPS細胞の培養方法の確立を目指している。まだ検討段階で細かいことは記載できないが、例えば、一般的に「動物成分を含んだ培養試薬の不使用」が重要であると言われていることから、我々はこの基準を満たす培養方法を確立することも一つのゴールとして考えている。サイエンスの発展は加速度的に進んでおりその中で有用なものは取り入れて、できるだけ早く臨床応用可能なiPS細胞の培養方法の確立を目指したい。

2014年1月に臨床応用可能なフィーダーフリーでのiPS細胞の樹立・維持培養方法について論文発表を行った。この開発により、移植細胞の原料となる医療グレードのiPS細胞の製造が可能になると考えている。この培養方法の詳細はこちら