Naka lab

CiRA, Kyoto Univ.

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2014.03.27 セミナー(北大・三浦先生)

山中研の卒業生である三浦先生にセミナーをしていただきました。ハダカデバネズミの生態は非常に興味深いものがありました。いまだに自然発生的な腫瘍形成が認められていないそうです。見た目はあまりかわいくない(慣れれば可愛く見えるらしい)ですが、社会性もありモデル生物としての将来性を強く感じました。

セミナーの様子

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大盛況でした!!質問もたくさん出ていました。

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(左から二人目が三浦先生)

セミナー後の懇親会の様子@京都駅近く

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CiRAセミナー
講演者 三浦 恭子 講師
北海道大学遺伝子病制御研究所 動物機能医科学研究室
演題 老化耐性・がん化耐性ハダカデバネズミの分子生物学的研究の展開
日時 2014年3月27日(木)  15:30 – 17:00
場所 京都大学 iPS 細胞研究所 1階105号室
使用言語 日本語
主催 京都大学iPS細胞研究所 (CiRA)
チラシ PDF
お問い合わせ先 京都大学iPS細胞研究所 (CiRA)
中川 誠人、樋口 由美
Tel: 075-366-7043
E-mail: nakagawa-g*cira.kyoto-u.ac.jp
※メール送信の際は、*を@にしてください。
要旨  ハダカデバネズミ(Naked mole-rat, NMR)は、地下の7%の低酸素環境に適応した動物であり、アリやハチに類似した集団生活を営む。マウスと同等の大きさながら異例の長寿(平均寿命28年)であり、自発的な腫瘍形成が認められていない。我々はNMRを抗老化・抗がん化・社会性解析のためのモデル動物として起用し、iPS細胞の樹立・遺伝子配列/発現情報の取得・MRI脳アトラスの整備など、基礎的な研究基盤を確立してきた。樹立したNMR-iPS細胞の解析を進めた結果、興味深いことに、NMR特異的な遺伝子発現調節により、腫瘍化耐性をもつということが判明した。今回明らかになった現象がiPS細胞のみならずNMR個体のがん化耐性機構に関与する可能性も考えられるため、今後さらなる解析を進めていく。これらを踏まえ現在は、細胞生物学的解析とオミクス解析のアプローチにより、NMRの老化・がん化への耐性を規定する機構や関与遺伝子群の同定と解析を進めている。本会では現在の進展を報告する。