はじめに

私たち櫻井研究室は、京都大学iPS細胞研究所の臨床応用研究部門を構成する研究室のひとつです。臨床応用に向けた研究・技術開発を行う部門の中で、私たちの研究室は難治性筋疾患に対する新たな治療法の研究を行います。

ラボが立ち上がって約7年が経過し、再生医療学会での報告が新聞報道されるなど、注目を集める分野で研究を進められることをありがたく感じます。この2月には筋強直性ジストロフィーの病態再現に関する論文報告もできました。筋疾患の病態再現研究の報告はこれで3疾患目(Dysferlinopathy, Duchenne型筋ジストロフィー、筋強直性ジストロフィー)ですが、その成果を創薬につなげるスキームも徐々に整備しています。その代表例であるT-CiRAプロジェクトでは、筋疾患治療薬の創薬研究も順調に進んでおり、産学一体となった共同研究のもつパワーを実感しています(https://www.takeda.co.jp/t-cira/)。本年度は新たに2名の大学院生が加わり、これまでにない新しい方向性の研究も開始しています。いろいろな分野から集まったメンバーが、筋疾患の治療法開発という1つの大きな目標に向けて、各々の得意分野を活かしつつ日々の実験やディスカッションを行い、研究を進めています。

研究内容などに興味がある方は、遠慮なくご連絡ください。

2017年6月 櫻井 英俊