REPORT活動報告

New Labs

新しい主任研究者が就任しました

CiRAに新たに5人の主任研究者が着任しました。小田裕香子准教授(増殖分化機構研究部門)、下林俊典准教授(未来生命科学開拓部門)、河口理紗講師(未来生命科学開拓部門)が5月1日付で就任しました。高橋和利前特定拠点准教授(未来生命科学開拓部門)が同部門の准教授に、岩崎未央特定助教(未来生命科学開拓部門)が講師に昇任しました。

Events

東京都港区で一般の方対象のシンポジウムを開催しました

2022年3月17日(木)、公益社団法人東京都港区麻布赤坂歯科医師会と共催で一般の方を対象としたシンポジウム「再生医学が未来を拓く ~歯の細胞とiPS細胞の可能性~」を開催しました。日本歯科大学の中原貴教授、CiRA濵﨑洋子教授、山中伸弥教授が登壇しました。約270名の方が会場に足を運んで下さいました。


オンラインCiRAツアーを開催しました

2022年5月28日(土)にオンラインCiRAツアーを開催しYouTubeで配信しました。CiRAに関する最新の情報をお伝えしたのち、今年リニューアルしたCiRAのエントランスホールを紹介しました。壁面に新たに設置された寄付者銘板、CiRAの活動情報を調べられるタッチパネル、研究を紹介する展示コーナーを紹介しました。当日はライブ配信・オンデマンド配信合わせて122名の方にご視聴いただきました。

Research

筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者さんを対象とした第2相治験開始について

CiRA井上治久教授らは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者さんを対象としたボスチニブ第2相医師主導治験を計画してきました。そしてこの度、CiRA、北里大学病院、京都大学医学部附属病院、東邦大学医療センター大森病院、徳島大学病院、鳥取大学医学部附属病院、奈良県立医科大学附属病院、広島大学病院の実施体制にて、第2相医師主導治験を開始しました。


均一な膵島様細胞凝集塊の大規模生産のためのマイクロウェルバッグ培養

CiRA豊田太郎講師らの研究グループは、小さな窪みのあるバッグを用いて、iPS細胞から膵臓細胞の塊を、均一な大きさで大量に作る方法を開発しました。無菌的な環境を保てること、操作が簡便であることなどから、再生医療用の細胞製造や基礎研究で役立つことが期待されます。


ヒトiPS細胞やES細胞の生存に必要な遺伝子の発見

CiRAの岩崎未央講師と高橋和利准教授らの研究グループは、ヒトiPS/ES細胞に、メッセンジャーRNAとタンパク質の量が相関しない遺伝子種類が多いこと、それらの遺伝子がヒトiPS/ES細胞の生存に必須であることを明らかにしました。未だ謎が多いタンパク質量の制御機構の解明に向けた一歩となる成果です。

発行・編集
京都大学iPS 細胞研究所(CiRA) 国際広報室
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協力
CiRA 上廣倫理研究部門
CiRA 基金室
編集・執筆協力
編集/森旭彦(mojimoji LLC)
執筆/森旭彦・寒竹泉美
(理系ライターズ チーム・パスカル)
撮影
楠本涼
デザイン・印刷
株式会社 太洋堂
© 2022 Center for iPS Cell Research and Application, Kyoto University.