Events

11月26日(土)に一般の方向けシンポジウム開催します

CiRAではiPS細胞研究についてより深く知っていただくために、毎年一般の方向けシンポジウムを開催しています。今年は京都大学iPS細胞研究財団(iPS財団)と共催で開催します。CiRAからは髙橋淳所長、iPS財団からは山中伸弥理事長がそれぞれ登壇します。本イベントは CiRA公式Youtubeチャンネルで視聴いただけます。


CiRAカフェを開催しました

7月2日(土)にオンラインCiRAカフェ「iPS細胞を用いた心臓再生医療の現状と今後の展開」を開催しYouTube配信しました。吉田善紀准教授が、iPS細胞から作製した心筋細胞を使って心機能を改善する再生医療研究や、肥大型心筋症に効く化合物を探索する創薬研究についてお話ししました。当日のライブ配信では約230名の方にご視聴いただきました。

研究の説明をする吉田准教授


CiRAツアーを開催しました

7月25日(月)にオンラインCiRAツアーを開催しYouTube配信しました。ヒトiPS細胞から腎臓・膵臓・肝臓の細胞を作り、再生医療や薬の開発を目指している、長船健二教授の研究室を紹介しました。豊原光佑大学院生が、iPS細胞から作製した腎臓のオルガノイドについて紹介し、長船教授と共に参加者からの質問に答えました。当日はライブ配信・オンデマンド配信合わせて約160名の方にご視聴いただきました。

質問に答える長船教授(左)と
豊原大学院生(右)

Research

家族性アルツハイマー病患者さんを対象とした医師主導治験(結果速報)

CiRAの井上治久教授らの研究グループは、アルツハイマー病患者さんのiPS細胞を用いて創薬研究を行い、ブロモクリプチンという化合物に病気のメカニズムを抑える作用があることを見出していました。2020年より開始した治験の結果、人数に限りがあるものの、ブロモクリプチンに家族性アルツハイマー病特有の副作用は認めなかったこと、認知機能及び行動・心理症状の病状進行が抑制されることを見出しました。


再生医療への利用が期待できる間葉系幹細胞の培養方法を開発

CiRAの池谷真准教授らの研究グループは、動物由来成分を含まない細胞治療に利用可能な方法で、iPS細胞から神経堤細胞を介して間葉系幹細胞を作製する方法を確立しました。間葉系幹細胞は成体内に存在する幹細胞で、再生医療に利用する細胞の一つとして、さまざまな疾患等で利用が進められており、細胞移植治療の細胞源として期待されます。

iPS細胞から間葉系幹細胞へと分化する流れ

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執筆/森旭彦・寒竹泉美
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