研究活動
Research Activities

研究活動
Research Activities

Home › 研究活動 › 主任研究者 › 小田 裕香子 准教授

主任研究者
Principal Investigators

増殖分化機構研究部門 小田 裕香子 准教授

小田 裕香子 写真
小田 裕香子 Ph.D.
研究概要

上皮組織を切り口に、個体の恒常性維持の謎に迫る。

皮膚や消化管などの上皮組織は体の最外層に位置するため、損傷や感染・炎症、浸透圧などのストレスに常に晒されています。このような状況下で、上皮組織のバリア機能がどのように維持・形成されるのか、その分子メカニズムや制御因子の存否は不明でした。最近我々は、マウス組織の分泌液中にバリア機能を担うタイトジャンクションの形成誘導因子が存在することを独自に発見し、新規生理活性ペプチドJIPの同定に成功しました。

この成果を発展させ、本研究室では現在以下のテーマに取り組んでいます。これにより、個体の恒常性維持の謎に迫るとともに、創薬応用を目指します。

1. 上皮細胞間接着の誘導・制御

2. ヒトiPS細胞および分化誘導細胞を用いた創薬開発

3. 上皮-免疫連関の理解

4. 浸潤・転移がんの制圧

5. 上皮細胞におけるストレス応答の解明

6. 腸管バリア機能を起点とした個体老化の理解

go top