倫理の窓からみたiPS細胞

CiRAが3ヶ月に1回発行しているニュースレターに、当部門の研究者が交代でコラムを掲載しています。多様なバックグラウンドを持つ研究者が、科学の分野や社会で取り上げられている最新のテーマを取り上げ、この分野になじみのない方にもiPS細胞に関わる倫理的課題を身近に感じていただけるよう、話題を提供しています。

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臨床研究と患者・市民参画(Patient and Public Involvement, PPI)

CiRAニュースレターVol.41
2020年4月14日発行
高嶋 佳代 研究員
最近、将来の治療に向けて患者さんたちの想いや経験を役立てる新たな取り組みに注目が集まっています。これは患者・市民参画(PPI)と呼ばれるもので、研究の計画立案からその結果を社会に届ける一連の流れにおいて、患者や市民の経験値を反映していく活動を意味します。

インフォームド・コンセントの起源に触れる

CiRAニュースレターVol.40
2020年1月30日発行
八田 太一 助教
新しい薬や治療法の開発では、安全性と有効性を確かめるために人間を対象にした臨床試験が行われています。臨床試験を実施する際には、医師や研究者は試験の参加者に十分な説明を行い、参加者による自発的な同意が必須とされます。

いかに社会的合意形成に向けた議論を進めていくのか

CiRAニュースレターVol.39
2019年10月28日発行
赤塚 京子 研究員
新たな科学技術や医療技術が登場したり、それらに関して何らかの事件が発生したりする度に、新聞やテレビで有識者の見解を目にします。様々な見解が述べられる中で、「社会全体で議論するのが望ましい」、「専門家だけでなく、一般の人を交えて話し合うべきだ」という意見は多くの有識者に共通している印象を受けます。

日本で動物性集合胚研究の規制が緩和

CiRAニュースレターVol.38
2019年7月18日発行
澤井 努 助教
2019 年3月1日、日本において動物性集合胚(注1)研究の規制が緩和され、人の臓器を持つ動物の産出が認められました。2010 年以降、動物体内でヒト多能性幹細胞に由来する臓器を作製する研究が進展しており、その臓器を用いた疾患メカニズム研究、創薬、さらに移植医療への期待が高まっています。

会ったことはない。けれど、想いを共有する。

CiRAニュースレターVol.37
2019年4月26日発行
鈴木 美香 研究員
このところ、研究者と、細胞提供者がよりよい信頼関係を築くためには何が必要かを考えています。私は、お互いが大事にしている部分を共有することが重要だと考えているのですが、さてどうでしょうか。

第2回ヒトゲノム編集に関する国際サミットへの参加を通じて

CiRAニュースレターVol.36
2019年1月31日発行
三成 寿作 准教授
2018 年11 月26 日、中国でのある双子の誕生についての報道が注目を集めました。

治験の晴れやかさとシビアさ

CiRAニュースレターVol.35
2018年10月29日発行
藤田 みさお 教授
今号では、CiRAの研究成果を基にして、京都大学医学部附属病院で始まったパーキンソン病の治験を特集しています。

猿のクローンを作ることは絶対に認められないのか?

CiRAニュースレターVol.34
2018年7月31日発行
澤井 努 助教
2018 年 2 月、アメリカの科学誌『セル』に、中国科学アカデミーの研究グループが、世界で初めて猿のクローン(遺伝情報が同じ個体)の作製に成功したと発表しました。

細胞治療に関するウェブサイト情報と近年の法改正

CiRAニュースレターVol.33
2018年4月20日発行
八田 太一 助教
幹細胞生物学の進展と細胞の培養・保存にかかる技術の発展により、細胞治療への期待が高まっています。その一方、科学的根拠の乏しい細胞治療が提供される事例も少なくありません。科学性を装い患者さんの期待を逆手にとったウェブサイトの存在は世界中で問題となっています。

その「対話」、何のため?

CiRAニュースレターVol.32
2018年1月26日発行
鈴木 美香 研究員
最近、「対話」という言葉が気になっている。どのような意味で使っているのかと気になり始めたら、とことん気になるようになってきた。