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研究成果 
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2009年8月27日

低酸素濃度培養によるiPS細胞樹立効率の改善 "Cell Stem Cell"に報告

人工多能性幹細胞(iPS細胞)は、体細胞に多能性誘導因子を導入することで樹立され、ES細胞(胚性幹細胞)に似た形態、遺伝子発現様式、高い増殖能と様々な組織の細胞に分化できる多能性を併せ持ち、将来、細胞移植治療などの再生医療への応用が期待されています。iPS細胞の重要な課題の一つとして、樹立効率の改善があげられます。


吉田善紀助教と山中伸弥教授(京都大学物質‐細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター/同再生医科学研究所)らの研究グループは、このたび、4因子(Oct3/4, Klf4, Sox2, c-Myc)をレトロウイルスベクターを用いてマウスおよびヒトの線維芽細胞に導入し、5%の低酸素濃度で培養するとiPS細胞の樹立効率が改善することを見出しました。マウス線維芽細胞にc-Mycを除く3因子でも同様の結果が得られました。また、レトロウイルスのみならず、プラスミド、ピギーバック・トランスポゾンをベクターとして用いた場合でも、マウスiPS細胞の樹立効率が上昇しました。


この研究成果は、低酸素濃度の培養環境が細胞のリプログラミングを促進することを示唆しており、今後、最適なiPS細胞の樹立環境条件を研究し、効率的な樹立方法の開発に寄与することが期待されます。
また、京都大学iPS細胞研究センターは、昨年10月にトロント大学(カナダ)と研究協力の覚書に署名しており、この協定に基づき、本研究のために、トロント大学からピギーバック・トランスポゾンを提供していただきました。


※ニュースリリースの続きは下記PDFファイルをご覧ください。

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