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2011年11月18日

京大病院iPS臨床開発へ着手 – iPS細胞臨床開発部の創設 –

このたび、京都大学医学部附属病院(京大病院)は、iPS細胞研究所(CiRA)と共同し、疾患特異的iPS細胞研究を円滑に実施し、将来のiPS細胞を用いた再生医療を実現するための基盤整備を行うために、京大病院にiPS細胞臨床開発部を、本年12月1日に設置することを決定しました。部長には、平家俊男教授(医学研究科発生発達医学講座発達小児科学)が就任予定です。

iPS細胞は、山中伸弥教授(iPS細胞研究所長)の研究グループにより、2006年にマウスの皮膚細胞から、2007年にヒトの皮膚細胞からiPS細胞の樹立成功が発表されました。以来、京都大学では、iPS細胞研究拠点を形成し、研究を推進しています。

iPS細胞の登場は、難治性疾患や重篤な外傷を治療する薬剤や治療法の開発に新たな道を切り開いています。患者さんの体細胞から iPS細胞を作り、それを神経、心筋、肝臓、膵臓などの患部の細胞に分化させます。その分化した細胞を研究することにより、病気の原因の解明、新しい薬や治療法の開発に役立てることができます。また、 iPS細胞由来の組織を使った細胞移植治療などの再生医療にも活用できると考えられ、世界中で研究が進展しています。

京大病院は、 CiRAとの協力のもと、これまでに多種多様な疾患の患者さんから体細胞をご提供いただき、さまざまな疾患の iPS細胞を樹立し、薬剤や治療法の開発を目指した研究を実施しています。このような疾患特異的 iPS細胞研究について患者さんにより良くご理解いただき、研究を効率的に推進するために、iPS細胞臨床開発部を新設することを決定しました。

iPS細胞臨床開発部は、「iPS細胞外来」と「品質管理技術開発室」の2部門から構成されます。当面は、「iPS細胞外来」において、京大病院の医師が依頼して、iPS細胞作成にご協力頂ける患者さんに、iPS細胞研究について説明させて頂き、同意書を頂いた後、組織採取を行います。将来的には、iPS細胞等の品質管理や技術開発に取り組み、再生医療に活用するために健常な方々の体細胞から iPS細胞を作成し、 iPS細胞バンク創設に貢献します。

iPS細胞臨床開発部は、京大病院およびCiRAの多数の医療スタッフが参画します。当該スタッフは、疾患特異的iPS細胞研究への参画について、京都大学の倫理委員会から承認を受けております。

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