東京テクノ・フォーラム21（代表：老川祥一　読売新聞東京本社代表取締役社長・編集主幹）は、15日、高橋和利　京都大学iPS細胞研究所講師に、先端科学技術の研究に取り組む新進気鋭の若手科学者を顕彰するゴールド・メダル賞を贈りました。

受賞理由は、ｉＰＳ細胞（人工多能性幹細胞）の作製とその技術的改良に関する研究が評価されたことによるものです。受賞式は14日、東京都内で行われました。

同賞は、山中伸弥所長も2004年度に「初期胚の分化や腫瘍形成を調節する因子の発見と再生医療への応用」を研究テーマとして受賞しています。

東京テクノ・フォーラム21は、科学技術立国こそが日本の歩むべき道という認識のもと、最先端の科学情報と人の交流の場を提供する目的で、1992年に発足しました。企業、地方自治体等の団体によって構成され、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、情報通信、環境・エネルギー等の分野を中心に、研究交流会を開催しています。また、ゴールド・メダル賞を制定し、次代を担う新進気鋭の科学者の顕彰を続けています。