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2010年10月26日

山中伸弥 iPS細胞研究所長が文化功労者に選ばれました

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このたび、幹細胞生物学の研究・教育に関して顕著な功績を挙げたことにより、山中伸弥 iPS細胞研究所長(物質–細胞統合システム拠点教授 兼務)が、平成22年度の文化功労者に選ばれました。顕彰式は、11月4日に東京都内で行われます。

山中教授らの研究グループは、皮膚細胞から神経や心臓など様々な細胞を作り出すことのできる新しい多能性幹細胞―iPS細胞(induced pluripotent stem cells)―の作製に世界で初めて成功しました。2006年にマウスの、2007年にヒトの線維芽細胞からiPS細胞を樹立したと発表しています。

iPS細胞は病気の原因解明、薬の副作用や毒性の試験、有効で安全な薬の開発、細胞移植などの再生医療への応用が期待されています。

文化功労者は、文化の向上発達に関し、特に功績が顕著な者を、文部科学大臣が決定します。

【山中伸弥所長のコメント】
「このたび、文化功労者に選出されましたことは、誠に過分なる名誉なことと感じています。今までご支援いただきました多くの方々に心から感謝申し上げます。これは、萌芽期にあるiPS細胞研究をより一層推進し、多くの患者さんのために医療応用を実現するようにという激励であると受けとめています。今後は、他の多くの研究者と協力し、再生医学の発展に貢献するために、また、iPS細胞技術の早期実用化を目指して、研究活動に懸命に取り組んでまいります。」

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