スペインのBBVA財団は、4日、山中伸弥 iPS細胞研究所長に2011年のBBVA財団Frontiers of Knowledge Awards 生物医学部門賞を贈ると発表しました。

今回の受賞は、皮膚などの体細胞に少数の遺伝子を導入することにより、人工多能性幹細胞（iPS細胞）の作製に成功し、再生医学に新たな道を切り開いたことが評価されたことによるものです。

同賞は、ワールドクラスの研究、芸術的創作など、世界に大きな影響を与えた功績を顕彰するものです。生物医学、現代音楽、温暖化や開発協力など、8つの分野で顕著な業績を残した者に贈られます。

同財団は、スペインのBBVA金融グループの社会的責任を果たす活動を実施しています。卓越した科学的研究を推進するために、研究プロジェクトへの資金援助や、シンポジウム、ワークショップや技術研修など様々な活動を通して研究成果の社会普及活動などを行っています。また、文学や現代音楽の分野でも積極的な支援をしています。 BBVA財団：http://www.fbbva.es/TLFU/tlfu/ing/microsites/premios/fronteras/index.jsp#0