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2011年5月4日

山中伸弥所長 米国科学アカデミー外国人会員に選出

 米国科学アカデミー(National Academy of Sciences: NAS) は、3日に開催された年次総会で、山中伸弥 iPS細胞研究所長(物質-細胞統合システム拠点教授/米国グラッドストーン研究所上席研究員)を外国人会員に選出したと発表しました。

 NASは、毎年顕著な業績をあげた科学者を会員に選出しており、その会員に選ばれることは、米国の科学者・技術者にとって最も名誉なことの一つと考えられています。本年は、72人の正会員と、15カ国から18人の外国人会員が選出されました。日本からは、山中所長と共に、遠藤章博士(バイオファーム研究所代表取締役所長/東京農工大学特別栄誉教授)が選ばれています。
 山中所長の研究グループは、2006年にマウスの体細胞に4つの遺伝子を導入し人工多能性幹細胞(iPS細胞: induced pluripotent stem cell) の作製に成功したことを世界で初めて発表しました。翌2007年には、ヒトiPS細胞作製成功も報告しています。iPS細胞技術を用いることにより、創薬や再生医学において新たな道を拓いたと考えられています。
 NASは、1863年に設立された非営利の民間科学諮問機関です。現在、2,113人の正会員と418人の外国人会員より構成され、科学技術の発展と研究成果の社会福祉への貢献に努めています。
米国科学アカデミーのプレスリリース:
グラッドストーン研究所のプレスリリース: 
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