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2012年10月10日

山中伸弥所長夫妻による記者会見が行われました。

山中伸弥所長のノーベル賞受賞発表から一夜明けた10月9日(火)の朝、CiRA研究棟内のテレビ会議システムでグラッドストーン研究所(サンフランシスコ)とつなぎ、それぞれの研究所に集まったメンバーとともジュースやお茶で乾杯し、受賞をお祝いしました。

モニターに映されたグラッドストーン研究所には、山中所長の恩師でもあるロバート・メーリー名誉所長をはじめ大勢のメンバーが集まり、皆それぞれに受賞を喜び、お祝いの言葉を浴びせかけていました。グラッドストーン研究所のディーパック・スリバスタバ博士に促され、山中所長は妻である知佳さんを「My boss」と紹介し、会場に笑いを巻き起こし、CiRA講堂内に集まったメンバーも日本と米国のやりとりを笑顔で聞いていました。

IMG_8770.JPG           グラッドストーン研究所に向かって話しかける山中伸弥所長と妻の知佳さん

その後、山中所長夫妻は京都大学本部棟に移動し、玄関前で大勢のカメラが立ち並ぶなかで、CiRA職員の福田美紀さんから花束を贈呈されました。

午前10時過ぎには、数十人の記者が集まった大会議室で山中夫妻の会見が始まりました。8日の受賞発表後の取材づくしで少々疲れた様子も見うけられる山中所長でしたが、記者からの質問に丁寧に答えていました。特に、倫理的な問題に関しては時間を割いてコメントし、ES細胞が直面する倫理的問題を回避したいと思い開発したiPS細胞技術でも新たな倫理問題が生じており、このような問題は研究者だけではなく、倫理の専門家や一般の方々と充分に議論して慎重に進めていかなければならないことを強く語りました。

医師でもある夫人の知佳さんは、家庭での山中所長の様子を話しました。疲れている時でも走ろうとするので、街で走っているところを見かけたらほどほどにするように言って欲しいと記者にお願いする場面もありました。

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記者会見に臨む山中夫妻

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