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2017年6月19日

ISSCR2017 レポート1

6月14日から17日まで、アメリカのボストンで、国際幹細胞学会(ISSCR : International Society for Stem Cell Research)の年次大会が開催されました。この年次大会には、幹細胞研究者らが一同に集まります。参加者は最新の研究成果が発表し、情報交換を行ったり、ネットワークを作ったりします。

今年でISSCRは設立15周年を迎えます。2002年に学会が設立された当初は、会員数は数百人程度だったそうですが、今では約4,000人に増えています。学会会場では、研究者が最新の研究について講演を行ったり、2,000件以上のポスターが発表されました。

初日の14日には、ヒトiPS細胞が開発10周年を記念するシンポジウムで、開発者である山中伸弥教授が講演しました。山中教授は、多くの人に提供できる高品質のiPS細胞をあらかじめ作製し保管するという「再生医療用iPS細胞ストックプロジェクト」について、これまでの実績と今後の展望を紹介しました。また、CiRAの研究グループがiPS細胞技術を用いて、ある難病のメカニズムを解明し、薬の候補となる化合物を見つけたことも報告しました。質疑応答では、再生医療用iPS細胞ストックプロジェクトは世界でも最先端の試みということもあり、フロアから質問が相次ぎました。

CiRAからは、毎年数十名の研究者がISSCR年次大会に参加し、自分たちの研究成果を発表しています。また、今年はCiRAブースを出展し、11月に京都市内で開催する研究者対象の国際シンポジウムへの海外からの参加を行いました。

ISSCRで講演する山中教授

学会会場で集合写真を撮影するCiRAメンバー

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