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2018年8月31日

【開催報告】出張CiRAカフェ × 聞イテミル・考エテミル!?「iPS細胞の現在:筋疾患治療に挑む」を仙台で開催しました

8月26日(日)に宮城県仙台市内にて 出張CiRAカフェ × 聞イテミル・考エテミル!?「iPS細胞の現在:筋疾患治療に挑む」を開催しました。CiRAが仙台で開催する初のイベントであり、一般的なサイエンスカフェより特定の疾患の患者さんを対象としました。小雨が降り足元の悪い中、患者さんやそのご家族を中心に18名の方が参加してくださいました。

CiRAからは櫻井英俊准教授と国際広報室の和田濵裕之 サイエンスコミュニケーター(SC)が登壇し、地元の病院で筋疾患に関わる臨床医・研究者として仙台西多賀病院の高橋俊明先生に登壇していただきました。

はじめに、イベントの企画者の一人である山口大学の東島仁講師から本イベント趣旨について紹介しました。市民や患者さんと研究者との交流をすすめることで、医療研究に市民や患者さんの視点が反映され、より良い研究が進められると考えられます。本イベントはそうした対話を行うための準備として企画・実施されました。

次に、国際広報室の和田濵SCが、iPS細胞研究の現状についてお話しました。このところiPS細胞を使った臨床研究や治験のニュースが相次いでおり、かなり研究が進んでいます。しかし、いずれも研究段階であり、すぐに誰でも受けられるような治療とは性質が異なります。また、iPS細胞は再生医療が注目されていますが、それ以外にも病気のメカニズムや薬の開発にも使われていることを紹介しました。

iPS細胞の紹介をする和田濵SC

続いて、CiRAの櫻井准教授から、iPS細胞を使った筋疾患研究の現状について紹介しました。大きく分けて再生医療研究と疾患メカニズムを解明し薬を開発する研究があります。櫻井研究室ではいずれの研究も進めています。再生医療の研究として、iPS細胞から筋肉の細胞を作る方法を確立したことや、最近論文が発表された顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)の原因遺伝子DUX4と酸化ストレスとの関係について最新の研究成果を紹介しました。

最後に高橋先生が仙台西多賀病院で行っているiPS細胞につながる研究についてお話されました。筋疾患と一口に言っても200種類以上あるため、まずは、筋疾患の診断をつけることが、難しいけれどもとても重要だそうです。さらに患者さんの遺伝子を解析したところ、ある変異が病気の進行に重要な役割を果たしているのではないかと考え、櫻井先生にiPS細胞を使った研究の可能性について相談していることもお話されました。

講演する高橋先生

最後に登壇者3人が参加者からの質問に答えました。参加者からは筋疾患研究の進め方に関する意見や質問が寄せられ、活発に対話が行われました。終了時刻を過ぎてからも、会場のあちこちで登壇者と個別に会話をする姿が見られました。

質疑応答で参加者からの質問に答える櫻井准教授(中央)
左は和田濱SC、右は高橋先生

今後もこうしたイベントを開催する予定です。詳細が決まりましたら、ホームページにてお知らせします。
開催日時はイベントカレンダーをご覧ください。

本企画は,京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と,文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究 システム癌新次元「ゲノム解析の革新に対応した患者中心主義ELSIの構築」、同挑戦的研究(萌芽)「責任ある研究・イノベーションの実現に向けた日本の研究者と疾患当事者の関係構築」が開催しました。

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