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所長挨拶
Message from the Director

所長挨拶

京都大学 iPS細胞研究所
所長 山中 伸弥

京都大学 iPS細胞研究所
所長 山中 伸弥

CiRAでは、2010年にiPS細胞研究所を開所して以来、「iPS細胞の臨床応用」という使命を念頭に研究活動を行って参りました。その使命を果たすべく、2030年までの達成を目指す4つの長期目標を掲げ、研究所一丸となって取り組んでいます。


CiRA 2030年までの目標
CiRA 2030年までの目標
1. iPS細胞ストックを柱とした再生医療の普及
2. iPS細胞による個別化医薬の実現と難病の創薬
3. iPS細胞を利用した新たな生命科学と医療の開拓
4. 日本最高レベルの研究支援体制と研究環境の整備
iPS細胞ストックを柱とした
再生医療の普及
iPS細胞による
個別化医薬の実現と難病の創薬
iPS細胞を利用した
新たな生命科学と医療の開拓
日本最高レベルの研究支援体制と
研究環境の整備

iPS細胞の医療応用においては、加齢黄斑変性をはじめ、いくつかの疾患に対して、臨床研究や治験が本格的に実施される日が近づいています。CiRAは、神戸市立医療センター中央市民病院、大阪大学大学院医学系研究科、および理化学研究所多細胞システム形成研究センターとの4機関で「滲出型加齢黄斑変性に対するiPS細胞由来網膜色素上皮細胞移植に関する臨床研究」を実施することを目的とした協定を締結し、iPS細胞の樹立・評価・提供を行います。この協定に基づいて、2017年3月には、健康なドナーの方から提供を受けた末梢血から作製したiPS細胞由来の網膜色素上皮細胞が患者さん1人に移植されました。

CiRAでは、品質の保証されたiPS細胞を迅速に提供することができるよう、再生医療用iPS細胞ストックを作製するプロジェクトを進めています。2017年4月までに、再生医療に使用可能な末梢血由来のiPS細胞ストック2種類を、研究・医療機関や企業に提供開始しました。また、2017年2月に完成した第3研究棟には、臨床用iPS細胞の供給体制を拡充する細胞調製施設を備えています。今後も、高品質の再生医療用iPS細胞を製造・出荷を行ってまいります。

創薬研究については、いくつかの疾患について、薬の候補となる有効な化合物が見つかり、近い将来患者さんを対象とした治験等に進むケースが出てくるものと期待しています。また、企業との共同研究も積極的に実施し、難病に対する新薬や治療法の開発を目指した研究を進めております。

基礎研究においては、iPS細胞をツールとして新たな生命科学の分野を切り拓く研究を行っています。2016年度には、これまで知られていなかったがんの仕組みを解明する研究などに進展が見られました。

これらの取組みを通して、iPS細胞技術を用いて、患者さんに一日でも早く、新たな治療法を提供するために、一層、研究活動に邁進してまいります。

-2017年7月

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