iPS細胞研究基金
iPS Cell Research Fund

iPS細胞研究基金
iPS Cell Research Fund

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ご寄付の使い道 
How we utilize your gift

研究の様子

オープンラボでの研究の様子



培養室で細胞を観察する様子

培養室で細胞を観察する様子

  • 医療応用や革新的研究の支援

    iPS細胞を用いた再生医療や創薬などの新しい医療を患者さんにお届けするための応用研究に加えて、革新的な基礎研究、萌芽的な研究などを積極的に支援します。

  • 優秀な研究者、研究支援者の確保

    次世代を担う優秀な研究者を積極的に登用するほか、研究所を支える優秀な研究支援スタッフの雇用安定を目指します。

  • 知的財産(特許)の確保と維持

    iPS細胞技術等を活用した基礎研究や応用研究に関する特許を
    確保し、非営利研究機関には無償で提供します。

  • 研究支援体制、研究環境改善の取組み、
    情報発信・普及活動

    研究所教職員の育成、設備の維持、リスク管理、広報・基金活動などの財源として、大切に活用します。

研究の様子

研究の様子

培養室で細胞を観察する様子

培養室で細胞を観察する様子

2021年度iPS細胞研究基金収支報告について

 京都大学iPS細胞研究所では2021年度も寄付募集活動を行うとともに、研究を加速するためにiPS細胞研究基金を活用させていただきました。

 2021年度は、多くの方々から約3万件の温かいご支援を頂戴しました。これに加え、ポイント寄付等によるご支援を5万2千件以上、自動引き落としでの継続的なご支援、ご遺贈(遺言書によるご寄付)およびご遺族からの相続財産のご寄付も頂戴しております。また、数多くの寄付者の方に当基金の周知広報にもご協力いただき、ご支援の輪を拡げていただきました。お陰様で2021年度に皆様から賜りましたご寄付の総額は、過去最高となる約53億円となりました。心から感謝申し上げます。

 皆様からのご寄付は各研究室の研究費や研究支援経費に活用させていただき、2021年度も多くの研究成果をあげることができました。主な成果としては、iPS細胞から胎盤の元となる細胞を作製することやiPS細胞から新生児レベルまで成熟した心筋細胞を作製することに成功しました。また、iPS細胞から作製した腱の細胞をラットに移植し機能回復を確認しました。更に、新型コロナウイルスの感染のしくみの一部を解明しました。これらの知見が新たな治療法や薬の開発に貢献することが期待されます。

 iPS細胞を用いた臨床試験としては、CiRAの研究成果を活用し、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、家族性アルツハイマー病、卵巣がん、血小板減少症などで実施されています。

 このほか、若手研究者の育成、新しい研究室を立ち上げる際のスタートアップ支援、研究所の国際化推進、知的財産の確保・維持等にも寄付金を活用させていただいております。

 国からの研究費の多くが期限付きで不安定な中、iPS細胞の実用化に向けて研究を推進し続けられるよう、皆様からのご支援は長期にわたり大切に使わせていただきます。

 今後も、革新的な基礎研究をさらに進めていく環境を整え、患者さんや周りで支えておられる方々に、1日も早く再生医療研究や創薬研究の成果をお届けできるように、iPS細胞技術の臨床への応用を目指し、教職員一同、力を合わせ研究活動に全力を尽くします。皆様の温かいご支援に、重ねて心から御礼を申し上げます。

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
所長 髙橋 淳
教職員一同


2021年度収支報告
(2021年4月1日~2022年3月31日)
  件数 寄付金額
(円)
個人 30,829 4,580,419,540
団体 297 44,071,529
法人 835 763,683,988
収入合計 31,961 5,388,175,057
用途 支出金額
(円)
1. 人件費 402,816,878
2. 研究費 56,693,025
3. 知財管理費 34,821,540

4. 研究所運営補助費
(うち、寄付額に応じて
大学
運営に係る共通的な
経費へ
充当する額)

148,370,634
(115,850,422)
支出合計 642,702,077
2021年度末残高 17,977,923,354

※受け入れた寄付金額に応じて、京都大学全体の運営に係る経費へ充当され、iPS細胞研究基金を含む京都大学基金の維持・管理、CiRAを含む全学の環境整備等に使われます。

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