
iPS細胞研究基金
iPS Cell Research Fund
iPS細胞研究基金
iPS Cell Research Fund
ご寄付の使い道
How we utilize your gift

オープンラボでの研究の様子

培養室で細胞を観察する様子
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医療応用や革新的研究の支援
iPS細胞を用いた再生医療や創薬などの新しい医療を患者さんにお届けするための応用研究に加えて、革新的な基礎研究、萌芽的な研究などを積極的に支援します。
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優秀な研究者・研究支援者の確保
次世代を担う優秀な研究者を積極的に登用するほか、研究所を支える優秀な研究支援スタッフの雇用安定を目指します。
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知的財産(特許)の確保と維持
iPS細胞技術等を活用した基礎研究や応用研究に関する特許を
確保し、非営利研究機関には無償で提供します。 -
研究支援体制、研究環境改善の取組み、
情報発信・普及活動研究所教職員の育成、設備の維持、リスク管理、広報・基金活動などの財源として、大切に活用します。

研究の様子

培養室で細胞を観察する様子
2024年度iPS細胞研究基金収支報告について
京都大学iPS細胞研究所では2024年度も寄付募集活動を行うとともに、研究を加速するためにiPS細胞研究基金を活用させていただきました。
2024年度も多くの方々から温かいご支援を賜りましたこと、心から感謝申し上げます。また、数多くの寄付者の方に当基金の周知広報にもご協力いただき、ご支援の輪を拡げていただきました。
皆様からのご寄付は研究費や研究支援経費に活用させていただき、2024年度も多くの研究成果をあげることができました。主な成果としては、iPS細胞から血小板を大量に作製できる培養装置の構造を新たに設計しました。また、ヒトiPS/ES細胞から小腸に似た多層構造を持つ小腸組織モデル「マイクロ小腸システム」を作製することに成功しました。これらの知見が新たな治療法や薬の開発に貢献することが期待されます。
このほか、博士課程学生を対象とした奨学金、若手研究者の育成、新しい研究室を立ち上げる際のスタートアップ支援、知的財産の確保・維持等にも寄付金を活用させていただいております。
また2024年度より、基金残高を有効に活用し安定した研究資金を確保すべく、基金の資金運用を開始しました。初年度は元本保証を前提とした20億円の国内債券を購入し、半期で約1,200万円の利息収入を得ることができ、研究活動に活用させていただきました。
CiRAの研究成果をもとにいくつかの疾患ではすでに治験や臨床研究の段階に進んでいますが、実用化までにはまだ時間がかかります。国からの研究費の多くが期限付きで不安定な中、iPS細胞研究を推進し続けられるよう、皆様からのご支援は長期にわたり大切に使わせていただきます。
今後も、患者さんや周りで支えておられる方々に、1日も早く研究成果を届けられるよう、教職員一同力を合わせ研究活動に全力を尽くします。皆様の温かいご支援に重ねて心から御礼を申し上げます。
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
所長 髙橋 淳
教職員一同
2024年度収支報告
(2024年4月1日~2025年3月31日)
上記のほか、現物資産による寄付もございました。
(金額は取得時評価額を記載) 上記のほか、現物資産による寄付もございました。
(金額は取得時評価額を記載) 上記のほか、現物資産による寄付もございました。
(金額は取得時評価額を記載) |
※受け入れた寄付金額に応じて、京都大学全体の運営に係る経費へ充当され、iPS細胞研究基金を含む京都大学基金の維持・管理、CiRAを含む全学の環境整備等に使われます。 |