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2009年10月1日

マウスiPS細胞新たに3種類をアカデミアへ提供スタート―申込手続きも刷新―

物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究センターの山中研究室が作製したマウス iPS細胞が新たに3種類、理化学研究所バイオリソースセンター(理研BRC)から非営利学術研究機関に提供開始されました。

今回提供を開始するのは、プラスミドベクターを用いて4遺伝子(Oct3/4, Sox2, Klf4, c-Myc)を導入し作製されたマウスiPS(人工多能性幹)細胞株2種類と、c-Mycがん原遺伝子を除く3遺伝子をレトロウィルスベクターを用いて導入し作製された細胞株1種類です。

細胞名
(理研BRC番号)
iPS-MEF-Ng-178B-5
(APS0002)
iPS-MEF-Fb/
Ng-440A-3
(APS0003)
iPS-MEF-Ng-492B-4
(APS0004)
寄託者 山中 伸弥(京都大学 物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター)
導入遺伝子 Oct3/4, Sox2, Klf4 Oct3/4, Sox2, Klf4, c-Myc Oct3/4, Sox2, Klf4, c-My
遺伝子導入ベクター レトロウィルスベクター プラスミドベクター プラスミドベクター
レポーター Nanog-GFP-IRES-Puror Fbx15βgeo/βgeo
Nanog-GFP-IRES-Puror
Nanog-GFP-IRES-Puror

CiRAでは、マウスiPS細胞のアカデミアへの提供は2008年3月に、ヒトiPS細胞のアカデミアへの提供は2009年3月に、理研BRCを通じて開始しています。 新規マウスiPS細胞3種類を含め、CiRAが提供するiPS細胞等研究材料をご希望の方は、以下のウェブサイトをご覧ください。

企業へのiPS細胞の提供条件、方法は、京都大学産官学連携本部のサイト等をご覧ください。

iPS細胞等研究材料の提供システムを簡略化しました ヒト・マウスiPS細胞等の研究材料は、理研BRCを通じて提供しておりますが、この度そのシステムを刷新し、2段階(1.京都大学との手続き、2.理化学研究所との手続き)を、1段階(理化学研究所との手続き)に集約し簡略化しました。これにより、提供希望者及びその所属機関側の負担が軽減し、研究材料入手までのプロセスが効率化されると期待しています。詳細は上記CiRA (研究材料)ウェブサイトをご覧ください。

CiRAでは、国内外の研究機関で広くiPS細胞研究が進み、一日も早い医療応用につながるよう、今後も研究活動を推進してまいります。

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