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2009年10月22日

iPS細胞を用いた内胚葉性器官の研究体制を強化へ

iPS細胞研究センター(CiRA=サイラ)では、ヒトiPS細胞から内胚葉性器官への分化誘導技術および前臨床研究を推進するために体制の強化をはかります。

膵臓および肝臓のような内胚葉性器官や、中胚葉性器官の中でも腎臓は、他の器官と比べてiPS細胞からの分化誘導が難しいと言われています。しかし、糖尿病や慢性腎不全、肝硬変等の難病に苦しまれている患者さんの数は多く、有効な治療方法や薬剤の開発に対するニーズが高い分野でもあります。

そのようなニーズに対応するためにも、CiRAでは長船健二准教授を中心に、iPS細胞を用いた内胚葉性器官の研究体制を強化します。長船准教授は、CiRAの医療応用技術開発部門に所属し、ヒトiPS細胞を用いて移植に提供できる薬としての腎臓細胞を試験管内で作製することや、腎疾患に対する新しい治療薬の開発に関する研究を行ってきました。長船研究室では、これまでの腎臓研究に加え、研究対象を膵臓や肝臓などの内胚葉性器官にも広げ、細胞移植治療応用を目指したヒトiPS細胞からの内胚葉性器官への分化誘導技術や、有効な治療方法の確立を目指します。

これらの目的を達成するために、現在、同研究室では、新たに助教、ポスドク研究員を募集しています。詳細は、下記のページでご確認ください。

募集要項URL:http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/employment.html

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