ニュースレター
Newsletter

ニュースレター
Newsletter

Home › ニュース・イベント › ニュースレター › CiRA研究インターンシップ生インタビューvol.7 -京都でiPS細胞研究とカラオケを楽しむ-

People

2024年2月5日

CiRA研究インターンシップ生インタビューvol.7
-京都でiPS細胞研究とカラオケを楽しむ-

ハリル・バシルさん
(モアハウス医科大学)

 やっと日本語を使うチャンスが巡ってきました。米国モアハウス医科大学2年生のハリル・バシルさんは、長年日本語を学んでおり、日本語を話せる日を待ち望んでいたのです。

 2023年6月から7月中旬までの6週間、バシルさんは櫻井英俊准教授臨床応用研究部門)の研究室で、内村智也特定拠点助教(櫻井研究室)と一緒に、iPS細胞から作製された骨格筋幹細胞と間葉系幹細胞(iMSC)を2次元および3次元で共培養して、iMSCが骨格筋幹細胞の成熟を促進させるかどうかを調べました。

 「iPS細胞から3次元の筋肉組織を作製する技術が、けがの治療に使える可能性があることに魅力を感じています。このような技術は、私が生きている間に医療分野に変革をもたらすと信じていますし、その実現に貢献したいです」と語ります。

 バシルさんは、母国である米国ジョージア州アトランタで、目の網膜細胞にある概日リズム遺伝子BMAL1を研究し、それが細胞の機能にどのように影響するかを研究しています。CiRA研究インターンシッププログラムに参加して幹細胞生物学と再生医療を研究しようと思った理由について尋ねると、「生物の体内時計の研究に興味がある一方で、もうすぐ医療従事者になる身として、再生医療にも非常に興味がありました」と話します。

 バシルさんは、医学の学位を取得して、医師になることを考えていたそうですが、インターンシップを経験したことで、医師としてのキャリアを確立したら、大学院に戻って博士号を取得し、いつかCiRAと再生医療に関する共同研究に取り組みたいと考えています。

 研究以外にも、彼はCiRAのインターンシップでの滞在をフルに活用し、Language.Exchange@CiRA.LunchやCiRA Games Nightなど、CiRAメンバーが主催するクラブ活動に参加しました。また、櫻井研究室メンバーと祇園祭に行ったり、京都大学の他の医学生と交流したりしました。「京都での滞在は本当に楽しかったです!」とバシルさん。

 彼は日本語が話せるので、日本での「自宅近くにあるいろいろな小さなお店を訪ねることが、素晴らしい気分転換になりました」と言います。CiRAでの実験を終えた後、一人でジャンカラ(飲み放題のカラオケ)に行くのが特に好きだったそうで、「またすぐに(日本に)戻ってくるのが待ちきれません!」と話しました。

櫻井研究室のメンバーと

go top