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2024年6月14日

仕事も育児も前向きな姿勢で柔軟に

中塚 なかつか 友博 ともひろ さん

中塚友博さんは、2015年に京大へ新卒入職以来、人事と経理を経て、2021年から現在までCiRAの総務掛として勤務しています。また、2024年1月に育休を取得し、2月から仕事に復帰しました。多彩なキャリアを積み、フレキシブルに対応する中塚さんに総務の仕事と育休についてうかがいました。
多様な側面からCiRAを支援する総務の仕事

 総務掛の業務には、会議の運営、旅費の処理、入館証発行、備品管理といった基本的なルーティンから、年度初めの集会などのイベント運営、研究インターンシップ生の受け入れや大学院説明会といった教務的なもの、国内外の要人の視察対応まで幅広い内容が含まれます。研究室からの問い合わせ対応も多く、どこの掛にも当てはまらない業務も引き受けています。

 仕事には"ちょっとした喜び"があり、「困っている人の役に立つことができた」と小さな喜びを日々感じています。それが総務の仕事のやりがいにつながっているのではないでしょうか。

 今後の目標は、CiRAならではの仕事をもっと経験することです。VIPが来訪した際の対応もそうですし、他にも寄付者や一般の方と触れ合うイベントなど、他の部局ではできないような仕事がここにはあります。せっかくの機会を活かしていきたいですね。また、コロナ禍が明けたことにより、所内の交流も活発になってきています。CiRAには教員や研究員の方だけでなく、事務や支援組織などさまざまな方がいますので、職種の垣根を超えて、もっと所内の人とも交流したいと思います。

 総務掛の仕事は答えのない業務が多く、やっていて飽きませんね。まだまだ知らないことがたくさんあり、日々の問い合わせに即座に答えられないこともあります。もっと勉強して、よりよいサービスを提供できるようにしていきたいです。研究所のみなさんのお力になれるよう、頼られる総務掛になれたらいいなと思っています。

育休取得を通して見えた課題

 2023年12月に初めての子どもが生まれました。平日の限られた時間ではほんの一部しか育児の大変さはわかりません。仕事と同じで、毎日一定時間、一定量やらないと育児のスキルは身につかないものです。やるのならちょっとずつではなくて、一定期間休むほうがいいと考え、思い切って育休を取得することを決めました。

 1ヶ月の育休取得は、周りからは心配の声がなく、快く受け入れてくださったと思っています。一方、忙しくなってくる時期だったので、掛のメンバーに負担がかかるのではと気後れした部分もありました。育休中は欠員が出るため、残ったメンバーへのしわ寄せは避けられません。業務の属人化を防ぐための標準化や平準化が今後課題になってくるんじゃないかなと感じました。さらに、育休を取ることで、フォローしてもらう周りの人への感謝の気持ちや、普段から真摯に仕事に取り組み、周囲からの信頼を得るという基本的なことが大事だと改めて思いましたね。CiRAの理念の1つでもある「尊敬と感謝」を今後も忘れないようにしたいです。

 また、育休取得をきっかけに、仕事の時間管理意識が高まりました。育休中は常に時間の使い方を意識していたので、育休が明けてからも先を見通して逆算するスキルは、仕事でも活きています。育児の大変さを肌で感じられたので、育休は取ってよかったです。妻はしばらくの間、育休を取得予定ですが、今はなるべく早く帰宅するようにして、妻と協力して育児をしています。

<編集後記>

 女性の活躍推進が進む中で、男性の育休取得は、共働き世帯の支援に大きな意味を持ちます。中塚さんのように、育休を前向きにとらえ、周りからも協力的な雰囲気に包まれる環境が理想的でしょう。一人ひとりができることから、ワークライフバランスの実現に少しずつ近づいていけたらいいですね。

  1. 取材・執筆した人:吉野 千明
    iPS細胞研究所で実験するフリーライター・編集者。オウンドメディアやプレスリリース、インタビュー記事など、これまで執筆・編集した記事は200以上。 得意ジャンルは、企業向けメンタルヘルスとサイエンス。
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