ニュース・イベント
News & Events

ニュース・イベント
News & Events

Home › ニュース・イベント › ニュース › 2010年 › その他 › iPS細胞研究所が設立されました

ニュース 
News

2010年4月1日

iPS細胞研究所が設立されました

このほど、4月1日付けで、物質–細胞統合システム拠点内に設置された iPS細胞研究センターが改組され、「iPS細胞研究所」が設立されました。初代研究所長には山中伸弥教授(物質–細胞統合システム拠点 教授)が就任しました。


新研究所には、4つの研究部門(初期化機構研究部門・増殖分化機構研究部門・臨床応用研究部門・規制科学部門)があり、基礎研究から前臨床研究、臨床研究へシームレスに研究を推進していきます。


初期化機構研究部門では、細胞が初期化される仕組みを遺伝子レベルで解明し、安全で有効なiPS細胞を作製する方法の開発を目指します。


増殖分化機構研究部門では、iPS細胞やES細胞から、様々な細胞への分化誘導方法の確立を目指します。さらに、実験動物を用いて、iPS細胞から分化したさまざまな組織の細胞を用いた移植治療法の安全性の確認や、治療効果を評価することを目的とする研究を推進します。


臨床応用研究部門では、様々な疾患を持つ患者さんの体細胞からiPS細胞を作成し、病気の原因やメカニズムを解明する研究を行います。また、患者さん由来のiPS細胞を用いて、新しい治療薬の探索や治療法の開発を目指します。


規制科学部門では、主に、将来のiPS細胞を用いた臨床応用を見据えた研究規制に関する課題について研究します。また、iPS細胞研究の推進に必要な設備や技術面で研究者をサポートし、京都大学だけでなく国内外の研究者への培養技術の指導も行います。


研究支援部門としては、研究戦略本部(林秀也 本部長)と事務部(小山房男 事務長)を備えており、研究員、研究支援スタッフなど約120名の構成員が2月に完成した新研究棟で勤務します。



entrance.JPG
新研究棟正面玄関
go top