山中伸弥教授がiPS細胞研究所（CiRA）の所長に再任されました。任期は、2012年4月1日から2014年3月末までとなります。

2010年4月1日に京都大学の14番目の附置研究所としてiPS細胞研究所が設立され、山中教授が初代所長に任命されました。山中所長の任期満了に伴い、CiRA内規に基づき、2月10日に開催された協議員会において所長選出の投票を行った結果、再任されました。

山中所長は、「iPS細胞研究所が掲げる４つの目標^（注）を達成するために、引き続き研究所の運営を責任を持って行ってまいります。今年は特に再生医療用iPS細胞の樹立に注力したいと思います。今後とも、皆さまのご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。」と述べました。

注）４つの目標
CiRAの2010年から10年間の達成目標として、以下の４つを掲げています。

1.　基盤技術の確立、知財確保
2.　患者さん由来のiPS細胞による治療薬開発（難病、希少疾患など）
3.　再生医療用iPS細胞の作製
4.　前臨床試験から臨床試験へ（パーキンソン病、糖尿病、血液疾患）