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2012年12月11日

ノーベル・ウィーク・レポート5

ストックホルム・コンサートホールにおいて、10日午後、今年のノーベル賞授賞式が開催され、山中伸弥所長にノーベル生理学・医学賞が、カール16世グスタフ国王から授与されました。

午後3時半頃、すでに暗くなっているストックホルムのコンサートホールに授賞式の招待客が、入口で招待状とIDカードを照らし合わせて本人確認後、会場に続々と入場します。午後4時30分過ぎ、オーケストラにより音楽が奏でられるなか、王室の方々や受賞者が舞台に登場し授賞式が始まりました。燕尾服の男性達と色とりどりのイブニング・ドレスを身にまとった女性達が、会場を埋め尽くしています。華やかな着物姿の山中所長の家族や高橋和利講師夫妻も会場で見守っていました。

ノーベル財団関係者の挨拶が終わり、各賞の選考委員が受賞者とその業績を紹介するのですが、スウェーデン語のため外国人は入口で配布された英語のスピーチパンフレットを読んでいる参加者もみられました。そして、一人ひとり国王から受賞者がメダルと賞状を受け取り、招待ゲストに向かってお辞儀をすると大きな拍手で祝福されました。時折、オーケストラの音楽が演奏され、厳かな式典に色を添えました。

文化勲章を身に付けた山中教授は、英国の研究者・ジョン・ガードン卿と共に紹介され、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。午前中には、受賞者によるリハーサルがあったせいか、滞りなく進められていました。

授賞式が終わり、王室参加者が退場すると、山中所長の家族らも舞台に上がり、記念写真を撮ったりしていました。授賞式が終わると、ストックホルム市庁舎に移動し、晩餐会に出席、舞踏会ではダンスはしなかったそうですが、山中所長夫妻は真夜中過ぎにホテルに戻りました。

ホテル正面玄関前で記者団に対して、長時間にわたった授賞式と晩餐会など一連の行事は本当に楽しかったと述べ、「ノーベル賞はこれまでの研究に対するもの。これから研究が大切なので、一生懸命やっていきたい」と抱負を語りました。

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ノーベル賞授賞式・晩餐会からホテルに戻った
山中所長と高橋講師

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