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2013年9月25日
CiRA編著・監修による書籍『iPS細胞の世界』出版!(印税はiPS細胞研究基金へ!)
CiRAのメンバーが中心となって執筆・監修した書籍『iPS細胞の世界 未来を拓く最先端生命科学』が日刊工業新聞社より出版されました。
iPS細胞に関する書籍はこれまでにも様々な本が発行されてきましたが、この本では、CiRAでの活動内容を中心に最新の情報をご紹介しております。図表や写真を多く用いており、一般の方に読みやすい書籍となっています。
まず序章では昨年10月8日、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決定した当日のCiRAの様子をご紹介しています。これまで語られなかった受賞決定日の裏側をお楽しみいただけます。
第1章ではiPS細胞が生まれるに至った背景として、ノーベル賞のもう一人の受賞者であるジョン・ガードン博士の研究や、クローン羊ドリーを生み出したイアン・ウィルマット博士の研究、そしてES細胞について紹介しています。
第2章から第5章ではiPS細胞がどのような形で研究に利用されているのか、具体的な疾患を例に挙げながら、再生医療や創薬研究がどのように進められているのか、現在の状況を紹介しています。
また第6章では、iPS細胞が社会で受け入れられ、一日でも早く、より多くの患者さんの元に新しいiPS細胞を使った医療を届けるために必要な、安全性の確保・知的財産権の取得・サイエンスコミュニケーションに関する取り組みを紹介しています。
国内外すべての研究を網羅しているわけではありませんが、CiRAがどのような事を意識して、研究を進めているのか、よく分かる一冊となっています。是非一度、手にとってご覧下さい。
なお、本書籍の印税(著作権使用料)のすべてがiPS細胞研究基金に寄附されます。

書籍タイトル
「iPS細胞の世界 未来を拓く最先端生命科学」
山中伸弥 監修 京都大学iPS細胞研究所 編著
定価(税込) 2,100円
ご購入・目次等はこちらから
なお、本書籍について以下の誤りがございました。大変ご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げますとともに、以下のとおり訂正させていただきます。なお、この後の重版の際には誤りの箇所を訂正し印刷する予定です。
28ページ 1行目
誤「繁殖までの期間が約1年と短いことが牛に類似する」→正「繁殖までの期間が約1年と短いこと、牛に類似する」
146ページ 下から4行目
誤「日本では国の法律」→ 正「日本では国の指針」
164ページ 下から4行目
誤「双方の思いを組み上げる」→ 正「双方の思いを汲み上げる」
168ページ 参考文献
誤「実務出版」→ 正「実教出版」