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2019年12月10日

アメリカ・グラッドストーン研究所に「iPS細胞研究拠点」が設置されました

 10月17日(木)に、アメリカ・サンフランシスコにあるグラッドストーン研究所にて、京都大学オンサイトラボ「グラッドストーン研究所 iPS細胞研究拠点」の開所式が行われました。

 オンサイトラボは、研究・人材交流の活発化による研究推進や人材育成・獲得、産業界との連携強化等を目的として、海外の大学や研究機関などと共同で設置する現地運営型研究室です。京都大学はこの取り組みを2018年に開始し、これまでで「グラッドストーン研究所 iPS細胞研究拠点」を含む11件が認定されています。

 CiRA所長の山中 伸弥 教授は、2007年からグラッドストーン研究所で上席研究員として研究室を主宰しています。今回、グラッドストーン研究所の山中研究室にオンサイトラボを設置することにより、CiRAとの研究交流が活発化し、iPS細胞研究の促進を通じてイノベーションを起こすことを目的としています。

 開所式では、冒頭にCiRAの河村 透 所長室長が京大のオンサイトラボの取り組みを紹介しました。それに続き、山中教授はグラッドストーン研究所のディーパック・スリバスタバ所長とともに覚書に署名を交わし、「この素晴らしいパートナーシップは、幹細胞分野だけでなく、グラッドストーン研究所で研究されている他の分野においても、世界でトップレベルの研究の進展に貢献できると信じています」と抱負を述べました。

 スリバスタバ所長は、「京都大学のオンサイトラボの取り組みは、『新たな発見により時代を切り拓き、明日のリーダーを育成する』というグラッドストーン研究所のミッションに合致します。CiRAとの協力関係が広がることを非常に楽しみにしています」とオンサイトラボへの期待を示しました。また、宇山智哉在サンフランシスコ日本国総領事も来賓として開所式に出席され祝辞を述べられました。

 オンサイトラボ設置に伴い、京都大学とグラッドストーン研究所を兼務する新たな教員が現地に常駐し、研究活動を始めます。これを機に、国際連携が一段と強化され、iPS細胞研究が加速することが期待されます。

覚書に署名するディーパック・スリバスタバ所長
(グラッドストーン研究所)と山中 伸弥 CiRA所長

グラッドストーン研究所の
山中研究室のラボエリアで記念撮影
左から、宇山 在サンフランシスコ日本国総領事、
スリバスタバ グラッドストーン研究所 所長、
山中 CiRA所長、
グラッドストーン研究所の山中研究室のメンバー(4名)、
ブノア・ブルノー 心血管研究部門ディレクター、
CiRA職員(2名)

(写真:グラッドストーン研究所)

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