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2020年1月30日

第2回CiRA奨励賞の表彰について

第2回CiRA奨励賞の表彰式を1月30日(木)に開催しました。

この賞は、顕著な研究業績を挙げたCiRAの40歳未満の研究者を顕彰するものです。将来の学術研究を担う優秀な研究者を育成し、生命科学分野の発展に貢献することを目的に、iPS細胞研究基金を財源として創設されました。

今回は、下記の2名の若手研究者が受賞しました。

京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)澤井 努 特定助教
(上廣倫理研究部門・受入教員)
受賞理由:
日本の特定胚指針の改正が、ヒト細胞から成る脳や配偶子を持った動物の産出を可能にしたことが、将来の倫理的課題につながり得ることを的確に指摘した。また、脳オルガノイド研究を進めてきた高橋淳研究室と共同研究を行い、文理融合の成果を論文発表した。

増殖分化機構研究部門 川井 俊介 特定拠点助教
受賞理由:
ヒトiPS細胞から短期間で骨細胞を分化誘導する方法を開発し、その応用として骨形成不全症患者由来iPS細胞を用いて病態をin vitroで再現し、薬剤の効果を確認することに成功した。また、骨分化過程をin vitroで可視化するという極めて新規性の高い実験系の構築に成功し論文発表した。

山中 伸弥 所長は表彰式で、「今回、2名の将来ある若手研究者を表彰することができたことを大変嬉しく思います。本賞を含め、CiRAでは、若手研究者の教育や人材育成において、iPS細胞研究基金が活用されています。多くの寄付者の想いを受け止め、より一層のご活躍を祈念します。」と述べました。

(左から)川井 特定拠点助教、澤井 特定助教、山中 所長

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