2021年度に入り、CiRAは設立12年目を迎えました。CiRAでは昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、オンラインで年度初め集会を開催し、山中伸弥所長が所員に向けて新年度にあたってのメッセージを伝えました。

　山中所長は、CiRAが設立されて11年が経ちこれまでCiRA所員の尽力によりiPS細胞研究の基礎研究、応用研究を多く発表することができたことに触れ、「次の10年はみなさんがiPS細胞研究を踏み台に、新たな生命科学のフロンティアを開拓することを願っています」と述べました。また最後に、新型コロナウイルス感染拡大、とくに変異ウイルスが拡大しているため、慎重に行動することを心掛けるよう所員に呼びかけました。

　なお、4月1日付で、京都大学総務部から岸下智行がCiRA事務長に着任しました。