在サンフランシスコ日本国総領事館公邸にて山中伸弥所長が講演

　ＩＳＳＣＲの講演やレクチャーも無事終了した17日（日本時間１８日午前）の夕方に、山中伸弥iPS細胞研究所長が、在サンフランシスコ日本国総領事館の長嶺安政総領事のご招待で、総領事公邸にて講演を行いました。

　公邸は、ゴールデンゲート海峡が一望出来る高台の住宅地にあります。白い3階建ての洋館で、床や壁等には大理石が用いられており、ある映画の一幕にも登場したことがあるそうです。１階の海側の部屋の窓からは観光スポットとしても有名なゴールデンゲートブリッジが見えます。

　山中所長講演は約１時間にわたって英語で行われまたした。所長は1993年から3年間ほど、サンフランシスコにあるグラッドストーン研究所でポスドク研究員として留学していたのですが、その当時の話からiPS細胞の樹立に至ったご自身の研究経緯、そしてiPS細胞研究の今後の展開等までをユーモアを交えながら分かりやすく説明しました。

　会場は終始なごやかなムードで、米国人を含む約７０名の参加者からは、山中所長のユーモア溢れる語り口に、時には笑い声もあがっていました。講演後には、質疑応答が行われ、参加者は、研究内容などについて熱心に質問しました。