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2011年2月21日

京都大学が米国科学振興協会(AAAS)ワシントンDC年次総会にブース出展

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米国の首都、ワシントンDCで、2月17日から21日まで開催されている米国科学振興協会(AAAS:American Association for the Advancement of Science)の年次総会に、京都大学が初めてブース出展し、山中伸弥iPS細胞研究所長によるiPS細胞研究を含む6件の研究紹介パネルを展示しました。

AAAS年次総会は、研究者や学生だけでなく一般の人々を対象とする米国最大の科学イベントです。例年、世界数十カ国から、科学者、政府関係者、ジャーナリスト、学生、一般の人々を含む約8,000人が参加します。


今回の総会では、生物、宇宙、環境など様々な分野の研究者による講演から、学生や若手研究者を対象とするキャリア・プランやサイエンス・コミュニケーションに関するワークショップ、ポスター発表が開催されます。加えて、研究所や企業が展示ブースを設け、参加者に活動について説明したり、いちごのDNAを抽出やガラスケースの中に作られたハチの巣の女王蜂を見つけるなど、子どもを対象にした科学に触れる簡単な実験やゲームが行われました。

京都大学は、科学技術振興機構、理化学研究所、日本原子力研究開発機構、慶應義塾大学、日本学術振興会、日立製作所、JR東海などと共に「Japan Pavilion」のスペースに出展しました。ジャパン・パビリオンには、18日からの3日間で500人を超える参加者が訪れました。

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京大ブースでは、山中教授によるiPS細胞研究、北川進教授による多孔性材料研究、西村いくこ教授による植物の葉の表皮組織の存在する気孔を制御するストマジェン遺伝子の研究、小久見善八教授による電気自動車用電池開発のRISINGプロジェクト、平尾一之教授によるナノフォトニクス研究、牧野圭介教授、澤山茂樹教授、渡辺誠也助教によるバイオエタノール研究のパネルを掲示し、研究紹介ビデオが流されました。留学希望の学生、研究者、親子などさまざまな参加者が訪れていました。

AAASは、1848年にフィラデルフィアに創設されました。現在、ワシントンDCを拠点とし、毎年総会を開催し、一般の人々の科学への理解を促進する活動を行うと同時に、科学誌「Science」を発行しています。

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