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2011年12月13日

第2回CiRAカフェ・FIRSTを開催しました

CiRAカフェ・FIRST「iPS細胞を解読せよ! 最先端の次世代シーケンサーを用いた謎解き」を11月18日(金)に研究所のエントランスホールで開催しました。今回は、山本拓也助教(初期化機構研究部門)が講師として話題を提供し、約30人の方々がご参加くださいました。

午後6時になると、CiRA職員とその友人で結成されたバンド「Miracle of Being」の演奏が始まり、参加者はコーヒーや紅茶を片手にアイルランドを始めとするヨーロッパの民族音楽に聞き入っていました。

Miracle of Beingによる演奏

iPS細胞作製のデモンストレーション

約30分間のライブ演奏後に、まずは山本助教によるiPS細胞の基本や特徴の解説が始まり、途中、司会の黒川紘美(iPS細胞研究所所長室)と中川誠人講師(初期化機構研究部門)が、実験器具や色水を使ったiPS細胞作製のデモンストレーションを行い、さらに次世代シーケンサーを用いてどのようにiPS細胞を解析しているのか紹介がありました。その後、皮膚の細胞からiPS細胞へと変化する過程に模したお椀を各グループに配り、その中に入っている遺伝子の数を数えてグラフにし、細胞を初期化するのに重要な遺伝子を探しあてるクイズをしました。参加者は「iPS細胞になった時にだけ出る遺伝子が怪しい」、「途中、発現してすぐになくなる遺伝子が重要ではないか」などと、さまざまな意見を出していました。最後に正解はないことを山本助教が告げると、参加者のみなさんは一様に驚きつつも、「だからこそ、悩みつつも懸命に解析をしているのです」という山本助教の言葉に納得がいったように聞き入っていました。

山本拓也 助教

意見を出し合う参加者

CiRAカフェ・FIRSTは、毎月1回、研究所で開催します。次回の開催日は、12月16日(金)午後6時から始まる予定です。参加者募集や詳細なプログラムは、このホームページでご案内します。たくさんの皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

iPS細胞にみたてたお椀を手にする参加者

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