京都大学iPS細胞研究所（CiRA＝サイラ）は、3月3日（土）に、第5回「CiRAカフェ･FIRST」を開催します。 「CiRAカフェ･FIRST」は、iPS細胞研究所が毎月企画する^＊1サイエンスカフェです。

第5回目のスピーカーは、升井伸治講師^＊2（CiRA初期化機構研究部門）です。

細胞が他の細胞へと分化する時、細胞内では何が起きているのでしょうか？何が決め手となって細胞は分化しているのでしょうか？

iPS細胞の特徴のひとつは、皮膚や血液など、さまざまな細胞から作製できること。今回のカフェの講師の升井伸治さんは、分化した細胞からiPS細胞への変化しやすさを定量化することで、分化した細胞を維持するしくみ、さらにはそこから効率よくiPS細胞を誘導する方法を見出そうと試みています。この実験系を組み立てるヒントになったのは、2006年の山中伸弥教授らのグループによるiPS細胞の樹立の報告です。二週間かけて、論文とにらめっこしながら、ひたすら考え続けたからこそ生まれた、オリジナリティーあふれる研究を紹介します。

トークの前にはラテン・アコースティックデュオのFrolez Duoによる演奏もあります。コーヒーや紅茶を片手にリラックスした雰囲気でiPS細胞研究について考えてみませんか。みなさんのご参加をお待ちしております。

本イベントは、内閣府最先端研究開発支援プログラム(FIRSTプログラム)^＊3の支援のもと開催します。

【参考情報】