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2013年12月13日

iCeMS/CiRAクラスルーム2013「幹細胞研究をやってみよう!まずは観察から」を開催しました!

今年で5回目の開催となるiCeMS/CiRAクラスルームは、研究のイロハのイである「様々な角度から観察する。そして、観察に基づいていろいろ考える」ことが体験できるプログラムです。今回は、iPS細胞研究所を会場に、11 月23日(土)には教員向けに1回、24 日(日)には高校生向けに2回実施しました。

全部で3時間半のプログラムの中で、生徒たちはまず、6人程度のグループに分かれて、すごろくを用いた「発生」「分化」「細胞」の学習をしました。スタート時には、なんにでもなれる「プルリポテント」くん(すごろくのコマ)がゴール時には、すごろくで獲得したポイントに応じて、神経細胞や肝細胞、心筋細胞などに変身し、それぞれのコマを手に写真撮影をする参加者もいました。 休憩後には、「観察の時間」として、顕微鏡を使ってヒトiPS細胞、ヒトiPS細胞からつくった神経細胞、肝細胞、心筋細胞の4種の細胞をじっくりと観察しました。当初、細胞の名前は伏せていましたが、観察後にそれぞれがどの細胞にあたるのか答えてもらうと、ほぼ全グループが全問正解。スタッフ一同、予想外の結果に驚きました。 最後の1時間は、「考える時間」として、次の課題に取り組んでもらいました。

iPS細胞は、よく"何にでもなれる"細胞といわれます。では、どのようにしたら「本当に"何にでもなれる"細胞(=体のあらゆる種類の細胞に分化できる)」ということができるでしょうか?

グループごとに考えをまとめ、「全ての細胞をシャーレ上でつくったらよいのでは?」「倫理的に難しいとは思うけど、iPS細胞からヒトをつくったらいいのでは?」など、さまざまな意見が発表されました。まとめとして、現在実施している検証方法や、ヒトでは確認する術がまだないという限界について解説すると、参加者らは真剣に聞き入っているようでした。 最後に、講師をつとめた豊田太郎助教(CiRA長船研究室)や西岡尚恵大学院生(iCeMS中辻研究室)が参加者一人一人に修了証書を手渡し、プログラムは終了しました。参加者たちからは、「iPS細胞が万能であるということは、よく聞いていたので、ヒトに関しては、厳密に証明されていないことに驚いた」「他の人といろんな意見を出し合うのが楽しかった」などの感想がありました。みなさんお疲れ様でした!

本実験教室は、内閣府最先端研究開発支援プログラム(FIRSTプログラム)および公益財団法人京都大学教育研究振興財団の支援のもとで開催しました。

「発生」「分化」「細胞」が学べるすごろく

すごろくに挑む参加者たち

顕微鏡で細胞を観察

グループでまとめた意見の発表

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