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2014年7月7日

国際幹細胞学会関連一般シンポジウムに参加しました

 世界で最も住みやすい都市で常に上位に挙がる、カナダ・バンクーバー。この美しい都市で、6月18日から21日にかけて第12回国際幹細胞学会(ISSCR: International Society for Stem Cell Research)が開催されました。開催に先立ち、『幹細胞治療の実際(The REAL DEAL on stem cell therapies)』と題した、市民を対象としたシンポジウムが17日にサイエンス・ワールド(科学館)で行われました。



SW.jpgのサムネール画像
特徴的な球体のサイエンス・ワールド


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サイエンス・ワールドの入り口


 200人超の参加者を前に、まずブリティッシュ・コロンビア大学のKelly McNagny教授が各種幹細胞の概要を紹介しました。そして、安全な幹細胞治療を実現していくには人材や研究開発にコストもかかることから、そのスタートポイントとしての幹細胞基金の重要性を訴えました。続いて、再生医療に特化した投資・顧問会社の設立者のGregory Bonfiglio氏が登壇。氏は再生医療の市場が拡大している現状や、規制の優れたモデルとして日本の再生医療新法を紹介しました。アルバータ大学のTimothy Caulfield教授は、臨床的なエビデンスのない幹細胞「治療」について警鐘を鳴らしました。近年ではポジティブな報道が増え、またソーシャルメディアの多用により患者さんの「治療」を称賛する声が広まる一方で、まつげに骨の断片が生えてきたり、死亡した事例もあるそうです。最後に、多発性硬化症のため、幹細胞治療の臨床試験に参加した方の体験談を聞くことができました。彼女は死亡を含めたリスクを十分に話し合った後、臨床試験への参加を決意。現在は、歩行はもちろん社会復帰もされているとのことでした。



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参加者からの質問に答える講演者



 会場からは終了予定時刻を過ぎても質問が続き、参加者の方々の幹細胞治療に対する関心の高さが伺えました。閉会した21時過ぎでもまだ日が沈んでいないため外は明るく、18日からのISSCRの盛会を予感させる晴れやかな天気でした。


参考サイト: 『ISSCR 幹細胞治療について患者ハンドブック』

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