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2015年11月2日

iCeMS/CiRAクラスルーム2015「幹細胞研究やってみよう!まずは観察から」を開催しました!

iCeMS(京都大学物質--細胞統合システム拠点)と共同で毎年高校生向けに開催しているiCeMS/CiRAクラスルームは、今年で7回目となりました。これまでは京都大学内での開催でしたが、今回は関東圏の高校生にアプローチするために、今年は茨城大学推進研究プロジェクトと共催し、10月31日(土)には教員向け、11月1日(日)には中学・高校の生徒向けを、水戸市の茨城大学内にて開催しました。

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会場となった茨城大学教育学部

1日目は中学校や高校の先生を中心に22名の方々が参加しました。茨城県や東京都の方が多く参加していましたが、遠くは静岡県や岩手県から参加して下さった方もいらっしゃいました。

まず、CiRA(金子研究室)で研究を行っている安井裕さんから、iPS細胞研究の現状や安井さんの行っているiPS細胞を使った免疫療法の開発についての紹介を簡単におこないました。その後、翌日開催する生徒向けの内容と同じプログラムを行いました。ここでクラスルームを体験した先生方の中から7名の方にご協力いただき、翌日の運営をお手伝いいただきました。

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左:iPS細胞研究の現状を話す安井さん

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右:会場全体の様子



2日目は中学生・高校生あわせて34名が参加しました。中には長崎県や秋田県から参加してくれた生徒もいました。

このクラスルームでは、参加者は研究の最も基本となる、「様々な角度から観察する。そして、観察に基づいて考える」ことを体験する3時間のプログラムです。参加者は5人ずつのグループに別れて1つのテーブルを囲みます。各グループにサポート役として先生方に入っていただきました。1時間目、生徒たちはすごろくを用いて「発生」「分化」「細胞」の学習をしました。2時間目には顕微鏡を使って細胞の観察を行い、最後の時間でまだ解決方法のわかっていない課題にグループ皆で知恵を出し合って挑戦しました。

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左:顕微鏡で観察して何の細胞かグループで
考えている様子

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右:顕微鏡で見えた細胞の様子



最後に茨城大学推進研究プロジェクトの代表である瀧澤利行教授から参加者全員に修了証が手渡されました。参加した高校生からは「生のiPS細胞を見ることができて嬉しかった。」「いろんなところから来た人達とディスカッションをして、自分では考えつかないようなアイデアに接することができた。」などの感想が聞かれました。

終了後も、写真を撮影しあったり、連絡先を交換しあったり、3時間一緒に考えたことで仲良くなることが出来たようです。皆さん、お疲れ様でした。

※本イベントは、茨城大学推進研究プロジェクト(代表:瀧澤利行)、公益財団法人京都大学教育研究振興財団、再生医療実現拠点ネットワークプログラムの支援のもとで開催しました。
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