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2016年4月6日

CiRA/ISSCR国際シンポジウム2016を開催しました。

 3月22日から24日にかけて京都大学百周年時計台記念館で、CiRAと国際幹細胞学会(ISSCR)の共催による「CiRA/ISSCR国際シンポジウム2016〜iPS細胞樹立報告から10周年」を開催しました。

 CiRAでは研究活動を発信するとともに、研究者らの国際交流によりiPS細胞研究の推進を図るために、2012年から国際シンポジウムを開催しています。5回目となる今回は3日間で約580名(うち海外から約230名)の研究者などが参加しました。

 今年2016年は、iPS細胞が報告されて10周年という節目の年です。その記念すべきシンポジウムにふさわしい、日本、韓国、米国、フランス、オーストラリアから24名もの著名な幹細胞研究者が講演を行いました。約200件のポスター(研究をまとめたもの)発表も行われました。

 初日の特別講演では、山中伸弥教授がiPS細胞開発から10年を振り返り、臨床応用へと近づいてきたこれまでの研究の進捗と今後の展望について講演しています。その他、iPS細胞やES細胞(胚性幹細胞)のもつ多能性(体のあらゆる細胞になれるという性質)のしくみや、細胞のゲノムDNAを改変するゲノム編集技術など、基礎研究からiPS細胞を使った病態メカニズムの解明や創薬研究、再生医療といった幅広い分野の最先端の研究が報告されました。

 山中教授の他に、CiRAからは、マイクロRNAという分子を用いた細胞の精製技術について齊藤博英教授が、軟骨の再生や病態解明について妻木範行教授が、血小板の作製について江藤浩之教授が、パーキンソン病の細胞治療について高橋淳教授が、それぞれ研究の進捗について講演を行いました。

 時計台記念館2階の国際交流ホールでは、約200件ものポスターが掲示され、ベテラン研究者や若手研究者が研究内容について活発に情報交換をしたり、議論を交わしました。最終日のお昼には、若手研究者が講演者と交流するMeet the Expert Lunchの場を設けました。

 iPS細胞は比較的新しい技術ですが、これまで分からなかった病気のしくみが明らかになってきたり、加齢黄斑変性や脊髄損傷など様々な病気・ケガへの細胞移植や臓器の作製に向けた研究、また、医療応用を支えたり、生命の不思議にも迫る研究など広範な研究が着実に進展する様子が感じとれるシンポジウムとなりました。

講演者に質問する参加者

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