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2017年8月8日

小学生向けイベント「遊んで学ぼう! iPS細胞」を開催しました

 暑さ厳しい8月3日(木)、4日(金)に東京・六本木で、MIRAI SUMMER CAMP 2017の一環として、ワークショップ「遊んで学ぼう! iPS細胞」を実施しました。

 2日間にわたって開催された6回のイベントには、小学校高学年を中心とした約90名の子どもたちが参加しました。

 はじめに「細胞とは何だろう」という簡単なお話を聞いた後、iPS細胞のふしぎを学べるコリントゲームを作りました。

 ダンボールにきりで穴を開け、綿棒をさしていくなど地道な作業が続きましたが、仕上げの細胞シール貼りをして、無事、参加者みなさんがきれいなコリントゲームを作り上げました。そして、細胞に見立てたビー玉がiPS細胞となり、ころころと転がっていって様々な細胞になるようすを遊びながら学びました。初めて聞いた細胞も含め、体にはいろいろな細胞があるということを知っていただいたと思います。

コリントゲームを作っています

完成したコリントゲームで遊ぶ参加者たち

 工作の後には山田研究室の伊藤謙治研究員が、学んだiPS細胞がどのように医療に役立てられようとしているのか、また研究者とはどのようなお仕事なのかということをお話ししました。近年テレビなどでiPS細胞という言葉そのものを聞いたことがある参加者はたくさんいましたが、目を輝かせてiPS細胞のもつ可能性について耳を傾けていました。

 また、イメージをつかみにくい研究者の一日を交えながら紹介することで、子どもたちだけでなく一緒に来てくださった保護者の方にも研究者を少し身近に感じていただけたのではないかと思います。

研究者の仕事を紹介する伊藤謙治研究員

みなさん熱心にお話に耳を傾けていました

 ワークショップでは、本物のヒトのiPS細胞やiPS細胞からできた軟骨細胞も観察しました。終了後には、研究者やスタッフに多くの質問をいただき、参加者のみなさんにiPS細胞について知っていただく機会となりました。

 なお、本ワークショップで作った「コリントゲーム」は身近な素材を用いて、ご家庭でも工作していただけます。夏休みの自由研究などに、ぜひ挑戦してみてください。

 今後も、iPS細胞やiPS細胞研究について親しみを持っていただけるようなイベントを企画してまいります。

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