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2019年5月27日

Japan SciCom Forum 2019に参加しました

 清々しい五月晴れの5月16日、17日に、東京工業大学地球生命研究所(ELSI)にてJapan SciCom Forum 2019が開催されました。

 このフォーラムは、サイエンスコミュニケーター(SC)が科学や研究成果をどのように国内外に発信していくべきかについて、専門家の講演を聞いたり、参加者同士で議論したりする会です。CiRAからの参加者3名を含む約100名の国内のSC、サイエンスライター、研究者、ジャーナリスト等が参加しました。

 CiRA国際広報室の大内田美沙紀SCは、ワークショップのファシリテーターとして、科学研究論文のエッセンスを分かりやすく伝えるイラストの描き方を講義しました。実際に参加者も論文内容についてのイラストを描き、大内田SCに効果的なイラストのコツを教えてもらいました。

 基調講演では、脳科学者の黒田公美博士(理化学研究所)が、「科学メディアは脳科学と未来の社会をつなぐ」と題して、脳科学について誤った記事が出ないようメディアに正確なことを伝える、サイエンスコミュニケーションの大切さを講演しました。また、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の広報担当のPete Farley氏は、それぞれの機関で重大な問題が起こったときの、メディアに対するSCの対応方法(リスクマネージメント)について話しました。アニメーターのDrew Berry氏(The Walter and Eliza Hall Institute)は、3Dを駆使して描いたアデノシン三リン酸(ATP)を見せ、参加者全員がリアルで美しい映像に引き込まれました。

 懇親会では、参加者同士が日ごろの科学広報業務について情報交換をするいい機会となり、一般の方にいかに分かりやすくサイエンスを伝え興味を持っていただくか、そのためにはどのような媒体やイベントを通じて伝えていくかについて話し合いました。

ワークショップでイラストの描き方を話す大内田美沙紀SC

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