京都大学iPS細胞研究所（CiRA）は、2019年8月19日（月）、福島県郡山市にてサイエンスカフェを開催します。今回は福島県中心に活動をされているグラスルーツサイエンスカフェとの共催です。

2018年頃から「iPS細胞」を使った研究において、患者さんに移植を行う臨床研究や治験と呼ばれる段階に至るものがいくつか出てきており、ニュースでも大きく取り上げられ、注目されています。

「ゲノム編集」は遺伝子を改変する新しい技術で、2019年からこの技術を使って品質を向上させた食品が市場に流通し始めるということで、こちらも注目をされている新しい技術です。 また、「iPS細胞」と「ゲノム編集」は相性が良く、両者を組み合わせた研究も進められています。 しかし、どちらも、どこかで言葉は聞いたことがあるものの、その中身についてはよくわからないという方も多いのではないでしょうか？

今回のサイエンスカフェでは、京都大学大学院農学研究科で食品に関する研究で博士号を取得し、今はCiRAの国際広報室に所属している和田濵裕之サイエンスコミュニケーター（SC）が、iPS細胞とゲノム編集について話題提供をします。両者の基本的なところをおさらいしながら、これから先どんなことができるようになるのか、どんなことに気をつけなければならないのかなど、新しい技術の受け止め方について、みなさんと一緒に考えたいと思います。

また、今回のイベントではCiRA国際広報室の大内田美沙紀SCが、ディスカッションの内容をイラストでまとめるグラフィックレコーディングを行います。こちらもぜひお楽しみください。